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ソフトバンク・秋広優人 進化証明の135メートル場外弾「去年までにはなかった感覚」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンクの秋広優人外野手(23)が1日、西武とのオープン戦で進化を証明する特大弾を放った。5回に右翼場外に消える推定135メートル弾。対外試合5試合目で2本目のアーチとなった。オフに山川穂高内野手(34)に弟子入りし、打撃改造に取り組んだ成果が表れている。2回には同学年の笹川吉康外野手(23)が右中間ソロ。ともに長身を生かしたパワーが魅力の大砲候補が火花を散らした。
ド派手な一撃で球場をざわつかせた。今季オープン戦初戦で推定飛距離135メートルの場外アーチ。手応え十分だった秋広は一塁へ確信歩きした。「打った瞬間に“行ったな”と思いました。飛距離もそうですけど、角度というところで去年までにはなかった感覚。練習でやってきたことが少しずつ形になりつつあるのかなと思ってます」「5番・左翼」で先発出場し、先頭だった5回に左腕・菅井の146キロ直球を完璧に捉えた。3回にも高橋礼から左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、2安打1打点と存在感を示した。高卒3年目だった23年に巨人で121試合に出場し、打率・273、10本塁打、41打点をマーク。しかし、直近2年は結果が出ていなかった。昨年5月にトレードで加入。オフに4度の本塁打王の実績を誇る山川に弟子入りし、進化のきっかけをつかんだ。師匠のアドバイスもあり「僕の中では大改造」というモデルチェンジに着手。「軸足の折れ」「体重移動」の修正に取り組み、すり足から足を上げるフォームに変えた。練習量も大きく増えた。練習の鬼として知られる山川のもとで自主トレから猛練習を行い、キャンプでも連日の居残り特打で汗を流した。「山川さんがあれだけされている。“あの人がこれだけやるなら自分も”という気持ちになりますし、本当にいいお手本になる方と一緒に練習させていただいている」。今後も一緒に猛練習を続けるつもりだ。打席での意識も変わった。これまでは受け身になる面があったというが、今は「全部打ちにいく」という姿勢だ。山川、柳田ら一流打者の思考を参考にしたもの。2月23日のWBC日本代表壮行試合でも右中間へ3ランを放ち、積極的なアプローチが結果に結びついている。「昨年までは結果を意識しすぎた。自主トレやキャンプで積み上げてきたものをすぐに崩して、目先の結果ばかりを気にしてしまった。今年は結果以上に、自分がこれまでやってきたことを信じて継続していきたい」外野と一塁の競争は激しいが、強い信念を持って覚悟のシーズンに臨む。 (木下 大一)