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【記者の目】大谷翔平の次打者候補は鈴木誠也しかいない理由…「近藤→大谷→誠也」か「大谷→誠也」の上位打線 捕手3人制が攻撃面でメリット
試合前練習でファンサービスをする侍ジャパン・大谷翔平=京セラドーム大阪(撮影・甘利慈)WBC強化試合(2日、オリックス-日本、京セラ)大谷翔平が今大会で1番、あるいは2番に入るのは合理的な理由が複数ある。前回の2023年WBCで栗山監督は左打者が並ぶにも関わらず1番・ヌートバー、2番・近藤、3番・大谷の上位打線を崩さなかった。出塁率の高い2人を大谷の前に置くことで、大谷にポイントゲッターの役割を担わせた。前回と比較し、最も大きな違いを生み出すのは鈴木誠也(カブス)の代表入り。昨季32本塁打を放ち、メジャー経験と攻撃力は大谷に次ぐナンバー2だ。今大会から投手はイニング完了か最低3人の打者と対戦が必須の規定があるため、右打者の鈴木を大谷の後ろに置くことで、相手は勝負どころで大谷に対して敬遠や左腕投入をためらう可能性がある。また、チームの優秀な打者を1打席でも多く回ってくるように上位に配置するのは、今や世界的にみても定石。1番に入る可能性があるのは大谷か近藤だけ。また、大谷の後ろを担えるのは鈴木しかいない。それほど大谷、そして鈴木、近藤の能力は突出している。侍ジャパンにとっては、いかに大谷、鈴木に打席を多く回せるかが鍵になってくる。中盤以降の打順は流動性をもたせる可能性が高い。ロースターに若月、坂本、中村と3人の捕手を入れたのは重要なポイントだ。いずれも守備型の選手で、要所で代打や代走を起用しやすい。前回大会の準決勝では捕手の打席で次々と勝負手を繰り出し、結果的に3人が起用された。大谷、鈴木、近藤のレギュラーを前提とした場合、ポジションの関係で岡本、村上、吉田、佐藤、森下を同時起用することはできない。彼らの実力を眠らせないためにも途中起用の選択肢を残す必要がある。投手14人はニカラグアと並び出場チームで最も少ないが、野手16人は攻撃パターンに多くの選択肢をもたらす。(侍ジャパン兼MLB担当・横山尚杜)一球速報へ侍ジャパンメンバーへ日程・結果へ