日刊スポーツ
【こんな人】侍相手に好投、オリックス寺西成騎はリハビリ経て「ちっちゃな筋肉」操る苦労人
侍ジャパンを相手に2回無安打無失点と好投したオリックス寺西成騎投手(23)は、紆余(うよ)曲折の野球人生から教訓を得た。今の力強いストレートの原点は学生時代のケガにある。星稜時代に右肩を痛め、手術に踏み切り、進学先の日体大でも2年までリハビリに時間を充てた。「毎日ケアをしています。もう、ケガしないように」。肩周りや腕の柔らかさは、リハビリ期間に学んだトレーニングメニューで、努力のたまものだった。チューブを用いたメニューでインナーマッスルを強化。「肩が正常なところで回るように、ちっちゃな筋肉を固めています」と話す。「地元の石川に比べたら、全然寒くなくて楽です」。オフも強風が吹き荒れる大阪・舞洲で風にものともせず、朝9時台に屋外でキャッチボールしていた。昨年12月24日も、セットポジションからギア全開の強い直球をバンバン投じる。その足でブルペンで腕を振った。「これから毎年思うはずですが…。常に前回以上を目標に。来年に備えています」。侍打線を封じた大卒2年目の豪快な速球は、繊細な体を維持する努力家の姿勢から生まれたものだった。【中島麗】【WBC】大谷翔平3打数ノーヒット 吉田正尚の特大ソロ飛び出すも侍ジャパン3-4惜敗/詳細