日刊スポーツ
【WBC】大谷翔平“京セラの伝説”再現ならずもフルスイングで魅了「何も心配してない」井端監督
大阪も“大谷フィーバー”に沸いた。侍ジャパン大谷翔平(31)が2日、オリックスとの強化試合(京セラドーム大阪)に「2番DH」で先発出場。凱旋(がいせん)アーチに期待がかかったが、3打数無安打に終わり途中交代となった。それでもファーストストライクからフルスイングでファンを魅了した。全てはWBC本番のため。6日の台湾との初戦(東京ドーム)に向けて準備を進めていく。◇ ◇ ◇誰もが大谷の一挙手一投足を凝視した。1回1死で迎えた第1打席。「2番指名打者 大谷」のアナウンスに、割れんばかりの大歓声が起こった。大きな期待を背負って打席に立った大谷は初球、真ん中付近の直球をフルスイング。豪快な一振りに球場中が「おお~」と、またしてもざわついた。相手先発の寺西のオール直球勝負に、ストライクゾーンに来たボールは全てスイング。左飛に終わったが、場内は真剣勝負の6球に熱狂した。名古屋に続いて大阪も“大谷フィーバー”に沸いた。大谷の球場入りする姿を見ようと、試合前から球場周辺には人だかり。グラウンドに姿を見せれば、スタンドからは大きな拍手と大歓声で迎えられた。外野でキャッチボールを行うなどして調整後、グラウンドを引き揚げる際には少年が差し出したボールにサインするなどの“神対応”。その存在感は試合前から格別だった。それもそのはず。大阪のファンにとっては待ちに待った凱旋(がいせん)試合だった。大谷が京セラドーム大阪で試合に出場するのは、23年のWBC前の強化試合以来3年ぶり。前回は片膝をつきながらバックスクリーン右への本塁打を記録するなど、2本のアーチを描いた。皆が“京セラの伝説”の再現を期待したが、4回1死の第2打席は空振り三振、7回先頭の第3打席は左飛。8回に打順が回ってきたところで代打を送られた。この日は快音響かずも、大谷の1スイング1スイングを興奮気味に見守った。WBC本番に向け、いよいよ機運が高まってきた。この日は、前日に帰国したばかりでコンディション面を考慮された岡本以外のMLB組の野手はスタメン出場。2番大谷、3番鈴木、4番村上、5番吉田とメジャー勢が上位打線に名を連ねた。大谷について井端監督は「何も心配してないですし、日本に来て投手の球を(打つまでに)1週間くらい空いたかなと。また明日(打席に)立てますので、良い形で本番を迎えてもらえれば」。戦闘態勢を整えていく。【水谷京裕】◆大谷の23年WBC強化試合 3月6日阪神戦、7日オリックス戦にともに「3番・DH」で出場。阪神戦では1-0の3回、才木のフォークに体勢を崩されるも、片膝をつきながらバックスクリーン右への3ラン。5回の第3打席も、富田の高め直球にバットを折られながらも2打席連続3ラン。初戦から3打数2安打6打点の大暴れだった。続くオリックス戦は第1打席で中安打を放ち、1打数1安打1四球。【WBC】大谷翔平3打数ノーヒット 吉田正尚の特大ソロ飛び出すも侍ジャパン3-4惜敗/詳細