サンスポ
侍ジャパン・吉田正尚、古巣・京セラで凱旋弾 前回大会・準決勝メキシコ戦、伝説の同点弾ほうふつ「声援…すごく力になりました」
五回に吉田が右翼席へ特大の一発を放ち、メジャーの貫禄を見せつけた(撮影・甘利慈)野球日本代表「侍ジャパン」は2日、京セラドーム大阪での強化試合でオリックスと対戦し、3―4で敗れた。メジャー組の出場が解禁され、「5番・左翼」で出場した吉田正尚外野手(32)=レッドソックス=が五回、右翼5階席まで届く特大のソロ本塁打を放った。2023年の前回大会では大会新記録となる13打点を稼いでベストナインを獲得し、世界一に貢献。古巣との対戦で、健在ぶりを見せつけた。打った瞬間に吉田は確信した。3点を追う五回だ。一回から一人の走者も出せず、チームに重苦しい空気が漂う中、九里の内角低めへのカットボールをすくい上げた。打球は古巣オリックスのファンが待つ右翼5階席に飛び込んだ。頼れる大砲が〝メジャー組1号〟に胸を張った。五回、本塁打を放った吉田とタッチを交わす大谷=京セラドーム大阪(撮影・甘利慈)5回、本塁打を放った吉田正尚=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平)「うまく前で変化球をさばけた。ボールの内側で(捉えて)、いいスピンがかかったんじゃないかと思う」ダイヤモンドを回って本塁を踏むと、次打者の6番・佐藤とお茶を飲むようなパフォーマンス〝お茶ポーズ〟を披露した。吉田は「一体となって戦うという意味ではいい」と振り返った。続く七回の第3打席も一、二塁間を破る右前打をマークするなど、2安打1打点。2月24日に帰国したが、27、28日の中日との壮行試合は大リーグの規定で出場できなかった。この試合から米大リーグ勢の出場が解禁された。大谷(ドジャース)、村上(ホワイトソックス)とともにスタメンに名を連ねて、慣れ親しんだ京セラドーム大阪で存在感を示した。「3年ぶりだったんですけど、元気な姿を見せられた。声援も届きましたし、すごく力になりました」とほおを緩めた。2023年の前回大会は準々決勝以降に4番に入り、準決勝のメキシコ戦で同点3ランを放つなど勝負強さを見せつけた。1大会の最多記録となる13打点を稼いでベストナインに輝いた。当時はメジャー1年目だっただけに「何もわからず突っ走ったという感じがある。正直、結構きつかった」と振り返りながらも、世界一を決める舞台は特別な思い出がある。「日が近づくにつれて、緊張感とか高揚感をすごく感じる。しっかりけがなく(本戦を)迎えられたら」。心技体ともに成熟した左打ちの大砲が、再びの大舞台でアーチを描く。(阿部慎)一球速報へ侍ジャパンメンバーへ日程・結果へ