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侍ジャパン・森下翔太、侍の切り札や!「簡単に終わらないというのは自分の武器」 火を噴く代打2点打に井端弘和監督も「イメージが湧いた」
七回、代打で2点打を放つ阪神・森下翔太。勝負強さをみせつけた=京セラドーム大阪(撮影・中井誠)WBC強化試合(3日、阪神4-5日本、京セラ)ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は3日、阪神との強化試合に5-4で勝利した。森下翔太外野手(25)=阪神=は3-0の七回に代打で出場し中前へ2点打。大会前最後の実戦も快音を響かせ、ベンチスタートとなっても日本の切り札となる得る勝負強さを見せつけた。虎との戦いで勢いをつけ、1次ラウンド初戦となる6日の台湾戦(東京ドーム)に臨む。どこまでも勝負強い。チャンスでこの男が打席に立てば、ものの見事に快音を響かせ、期待に応える。なじみのない代打でも、天性のクラッチヒッターぶりはみじんも揺るがなかった。森下がリードを広げる2点打を放ち、侍ジャパンの〝最強の切り札〟に名乗りを上げた。「2ストライクからでも簡単に終わらないというのは自分の武器。初球からいきますけど、追い込まれたときには何か事を起こして、今日みたいなタイムリーを打てたら最高の結果かなと思います」3―0の七回2死二、三塁で「代打・森下」がコールされると、虎党も待ち構える超満員の京セラドームはどよめきのような歓声に包まれた。向かい合ったのは同僚の湯浅。もちろん初対戦だったが「どんどんいくだけ。それだけを意識して」と平常心で打席に入った。3球で簡単に追い込まれたが、ここからが本領発揮だ。4球目、外角直球にしぶとく食らいつくと、打球は遊撃手ディベイニーがダイビングするも届かず、中前へ。走者2人が生還するタイムリーとなった。一息ついた森下は一塁上で右手をシャカシャカ回しながら左手を添えてお茶をたてる新ポーズを披露。攻撃終了後、ベンチに戻れば、侍ナインからハイタッチで出迎えられた。昨季セ・リーグ史上最速Vを果たした阪神で、1985年のバース(22度)に次ぐ球団2位の20度もの勝利打点をマーク。その千両役者ぶりは日の丸を背負ってもなお健在だった。井端監督は「ランナーを置いた場面で代打で使いたいなと思っていたので。その通りに(代打で)出たところで何となく(起用の)イメージが湧いたのかなと思っていますし、本番でもどんな当たりでも打ってくれれば」と目を細めた。24年のプレミア12でも全試合で4番に起用された全幅の信頼を、より高める打席となったに違いない。