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【阪神ファーム通信】1軍を離れている梅野隆太郎「いい意味で自分を見つめ直す時間」 プロ13年目は若手とともに…
阪神・梅野隆太郎(右)プロ13年目のシーズンは、これまでとは異なる立場で幕を開けた。阪神・梅野隆太郎捕手(34)が正捕手の座を取り戻すべく、自らと向き合い続けている。あの頃の輝きをもう一度-。与えられた時間の中で、遠回りをしながらも一歩ずつ歩みを進めた。「いい意味で自分を見つめ直す時間というか。自分がやることを、内容のいいものにしていくために、何事にも一つ一つ丁寧にできる時間がある。それを有意義に使う時間にしていきたい」今春キャンプは初めて主力が集う宜野座組スタートを逃した。それでも長年チームを攻守で支えてきた虎の扇の要は、決して下を向かなかった。再びはい上がるため、ひたすら汗を流す日々。昨年まではできなかった時間の使い方で、静かに再起を期している。奮い立つ理由は数多い。具志川キャンプを前に平田勝男2軍監督(66)から「自分の調整をしてくれ、任せたぞ」と、背中を押された。「目的を持ってやらせてもらっている。上(1軍)で結果を出していくことが、期待に応えて恩返しできること」梅野は言葉に力を込めた。今年35歳を迎えるベテランは自身の調整に励む一方で、これからの飛躍を目指す若手のために助言を送る立場。具志川で1軍の舞台を目指す若手と長い時間をともにし、21歳の茨木ら投手陣や、ポジションを争う捕手陣に経験を踏まえてアドバイスを送った。同じユニホームに袖を通す仲間として、出し惜しみはしない。ひたむきに努力を重ねる若い力に囲まれ、自身もまた高いモチベーションを保ち続けている。「日々勉強で、何年たっても大事なこと。野球人である以上、人と人とのつながりというかね、そういうのも自分にとってなんでもプラスなんで。若い子たちと一緒に、ハツラツと元気にプレーをしたい」成長した姿で1軍の舞台に立つため、無駄な時間はない。戦力として、そして精神的な支柱として、虎の黄金期に、背番号2の存在は欠かせない。(萩原翔)■梅野 隆太郎(うめの・りゅうたろう)1991(平成3)年6月17日生まれ、34歳。福岡県出身。福岡工大城東高から福岡大を経て2014年D4位で阪神入団。19年4月9日のDeNA戦(甲子園)でサイクル安打を達成。18年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞。21年東京五輪代表。通算1105試合出場で打率・229、45本塁打、305打点。173センチ、75キロ。右投げ右打ち。今季年俸1億2000万円。背番号「2」オープン戦日程へ