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侍ジャパン・山本由伸、エースの貫禄!三回途中0封 〝元女房〟若月とも息ピッタリ
山本はピンチを背負って三回途中での降板となったが、無失点と仕事を果たした(撮影・佐藤徳昭)(WBC1次リーグC組、台湾0-13日本、6日、東京D)ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を狙う野球日本代表「侍ジャパン」の山本由伸投手(27)=ドジャース=が6日、1次リーグ初戦の台湾戦(東京ドーム)に先発し、2回⅔を無安打無失点、2奪三振だった。53球を投じて最速は158キロをマーク。チームが1次リーグを突破すれば、山本は米フロリダ州マイアミで開催される準々決勝か準決勝の登板が有力となっている。東京ドームに山本の名がコールされると割れんばかりの歓声が沸き起こった。2連覇に向けエースが先陣を切って三回途中無失点の好投。表情を緩ませた。「早いイニングで、たくさん点をとってくれたのが心強かった。二回、三回と球数が多くなってしまったが、ゲームメークできてよかった」アドレナリン全開だった。日本は一回の攻撃で無死2塁から無得点に終わったが、嫌な流れを断ち切った。「2日前のブルペンから、いつもよりスピードが出ていた」と振り返る状態でマウンドに上がり、一回の先頭打者への4球目にこの日最速の98・5マイル(約158・5キロ)を計測。三者凡退に抑え、二回の大量10得点につなげた。3回、降板を告げられた山本由伸と話す若月健矢=東京ドーム(撮影・松永渉平)三回に制球がまとまらず、失策と2四球で2死満塁となり交代。グラブで右脚をたたいて悔しさをにじませた。2番手・藤平(楽天)が空振り三振でピンチの芽を摘んだ。山本は「細かいところを言えば反省するところはあるが、勝つことができたのでよかった」と息をついた。伝説の〝中0日〟登板から中123日でWBCのマウンドに立った。昨年のワールドシリーズ(WS)第6戦で先発し、翌日の第7戦は九回に救援登板。日本選手2人目のシリーズMVPに輝き、大谷に「世界一の投手」と言わしめた。ドジャースは当初、わずか3カ月のオフで迎えるWBC派遣に消極的だったが、山本はオフシーズンに肉体改造に着手。体重も増えた。迎えた大会初戦はオリックス時代にリーグ3連覇を果たした若月とのバッテリー。3年ぶりの再結成に「すごく久しぶりに組めてうれしかった。それがWBCというのはさらにうれしさを感じる」と語れば、若月は「日本にいた時よりも進化していた。ストレートの強さが全然違う」とうなった。日本が1次リーグを突破すれば、山本は米フロリダ州マイアミで開催される準々決勝か準決勝の登板が有力。「どの試合も同じ気持ち。リーグ戦の夏場の1試合も、こういった開幕の1試合も」と語る。どの試合も優劣はない。ただ過去の自分を塗り替えようと、前に進み続ける。(阿部慎)一球速報へ侍ジャパンメンバーへ日程・結果へ