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【球界ここだけの話(4076)】先発再挑戦のオリックス・山岡泰輔が精度向上に取り組む「マッチェ」とは別の球種
オリックス・山岡泰輔オリックスの先発ローテーションを争うアピール合戦が行われている。3年ぶりに先発に再挑戦する山岡泰輔投手(30)もその一人だ。過去2年間はリリーフとしてチームに貢献。その経験も生かしつつ、再び先発投手として勝負することが決まった。その山岡が2月の春季キャンプ中にブルペン投球などで披露していたのが、直球とチェンジアップの中間を目指す通称「マッチェ」という球種。それと同時に、精度向上に取り組んでいるのが「縦カット」だ。以前、取材をしていたときに山岡から聞いていたのが「抜けカット」という球種の存在だった。カットボールが抜けて本来とは違う軌道を見せた際に、その失投をあえて逆手に取り、試合で使えるように取り組んだのが「抜けカット」。それが進化し、本格的に試合で扱えるようになったのが「縦カット」だという。これまでも使用していた球種だが「今までは縦カットを左打者の外(角)だけに投げていたんだけど、今年はそれを右打者の内(角)にも投げてみようかな、と」と幅を広げる考えを明かした。山岡の代名詞といえば、縦に大きく鋭く変化するスライダーだが、それとは別に「落ちるボールが欲しい」と縦に変化する球種を求め、試行錯誤している段階。そのなかで「マッチェ」も選択肢として練習に取り組んでいるが、「縦カット」や「フォーク」も候補に上がった。「フォーク」は「指が痛い」と断念。首脳陣からは「縦カットを右の内にも使ったほうがいいんじゃないか」と助言を受けた。ただ、それはもろ刃の剣。狙い通りに変化しなければ、右打者の内角へ半速球を投じることとなり、痛打される可能性はある。「左打者の外は打者から逃げていくけど、右の内にちゃんと投げられればいいけど、ちょっとでも(真ん中に)入ってくれば、絶好のチャンスボール、ホームランコースなので。ちゃんと縦に投げられるようにしようかな、と」と口にした。チームの先発陣のローテーション争いはし烈。そこに割って入り、多彩な変化球、投球術で白星を重ねる山岡の姿に期待したい。(西垣戸理大)