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【侍ジャパン】佐藤輝明&森下翔太が初の虎野手同時スタメンで安打競演 あるぞマイアミ決戦先発 - スポニチ Sponichi Annex 野球
C組1位突破を決めている侍ジャパンは10日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド最終戦のチェコ戦(東京ドーム)に9―0で勝利し4戦全勝とした。「2番・右翼」で出場した佐藤輝明内野手(26)が初回に二塁打。米国へ移動しD組2位と対戦する14日(日本時間15日)の準々決勝での先発出場へ猛アピールした。また、森下翔太外野手(25)も「1番・左翼」で先発し、大会初安打。虎野手初の「同試合先発&安打」を記録した。
0―0の8回。それまで遠かった侍ジャパン待望の先制のホームを踏んだのは佐藤輝だ。4打席目は先頭打者で左前腕部への死球で出塁。1死後に若月の右翼線二塁打でヒットエンドランを決め、相手失策の間に生還した。1次ラウンド4試合目で初スタメン。その存在感を東京ドームのファンに見せつけた。「一本出て良かった。きょうは4打席立てたので、良かった」初回1死では左翼線へ強烈な打球を飛ばす二塁打。悠々と二塁へ到達し一塁ベンチへ向けて「お茶たてポーズ」を披露した。8日のオーストラリア戦の8回1死一、三塁では、代打で初球を捉えて左翼線へ適時二塁打。「(代打でも)しっかり準備はしている。そこで迷いというのはない。準備が大事」。自身のWBC初安打、初打点に続き、この日も再び逆方向へ。2打席連続二塁打で持ち前の長打力をアピールした。「1番・左翼」でフル出場し、3回に遊撃内野安打でWBC初安打をマークした森下とともに、阪神野手では初となる「同試合先発&安打」で歴史も刻んだ。これまで幾度となく見せてきた甲子園での共演同様、猛虎が誇る「アイブラック兄弟」が、世界を相手に力強く躍動してみせた。不慣れなポジションも無難にこなした。この日は阪神での本職ではない右翼で出場。村上、岡本とは守備位置が三塁で重なる。「2番・右翼」は大谷の後ろを任されてきた近藤と同じ打順と守備位置だ。その近藤は3戦目まで12打数無安打。井端監督は「彼の長打力は武器」と昨季リーグ2冠王の佐藤輝の打撃を高く評価しており、結果で「2番・右翼」のテストに応えた。井端監督は死球について「聞いたら“大丈夫”だと」し「今の状態をさらに上げてほしい」と期待。本人もマイアミ決戦に向け「3日間あるので、いい準備がしたい。目標は勝つこと」と不敵な笑みを浮かべた。肝心の時差ぼけ対策についても「頑張って起きて、寝る時間に寝る!それだけ」と言い放った。将来的なメジャー挑戦も視野に入れるスラッガーがスタメン争いの勢いのまま、米国での本格的な「世界デビュー」に臨む。 (石崎 祥平)○…チェコ戦に森下(1番・左翼)と佐藤輝(2番・右翼)が先発出場し、ともに安打を記録。阪神野手がWBCで複数人選出されるのは今大会が初めてで、野手の同試合先発、同試合安打は初となった。ちなみに投手と野手の組み合わせでは、13年3月8日の2次ラウンド台湾戦(東京ドーム)で、能見篤史と鳥谷敬(9番・三塁)が先発出場している。