日刊スポーツ
【ソフトバンク】今宮健太、NPB史上初14年連続開幕遊撃へ「やるしかない」2安打でアピール
開幕ショートへアピール打! ソフトバンク今宮健太内野手(34)が14日、DeNA戦で2安打1打点を記録した。「6番遊撃」で先発出場。2回1死二塁、相手開幕投手の東に2球で追い込まれるも、最後は外角高めスライダーを流し打ち。逆方向へ先制適時打を決めた。4回は2死から再び右前打。エース級左腕から2打席連続の快音だ。「常に(センター方向への打球を)意識しているので。左ピッチャーに対しては良かったかなと思います」。ベテランならではの巧みな一打だった。前人未到の大記録を成し遂げるためにも、居場所を譲る気はない。ここまで13年連続で開幕遊撃を務める。過去には吉田義男、鳥谷敬(日刊スポーツ評論家)、石井琢朗、坂本勇人の4人だけ。14年連続となれば球界の名手を超え、NPB史上初の快挙となる。ただ、今季は当たり前だった居場所は確約されていない。プロ17年目のベテランも、競争する立場に置かれた。「やるべきことをやるだけなので。やるしかないですね」。シンプルな言葉も、レギュラー再奪取への決意をにじませた。ライバルの筆頭格が野村だ。昨シーズンにブレークし、開幕ショート候補にも挙がる存在だ。ここまでのオープン戦では打率2割9分6厘。一方で今宮は同3割6分4厘をマークする。「打たないといけない一択なので」と後輩に負けじとバットで結果を残している。ハイレベルな定位置争いに小久保監督は「いい悩みですね」と目を細めた。オフは小久保監督に二塁、三塁の準備を告げられた。チームの方針を受け入れ、春季キャンプでは新たなポジションでノックを受け、実戦ではプロ入り後初の二塁守備に就いた。だが、長年ホークスの正遊撃手を守り続けてきた意地があるのも事実だ。「(遊撃が)基本線。そこを目指して、頑張ります」。世代交代の声も聞こえるが、まだまだ明け渡すつもりはない。華のショートにはこだわり、26年シーズンを戦い抜く。【佐藤究】