日刊スポーツ
【巨人】長野久義氏「本当に感謝」日本ハム入団拒否時のスカウト部長からねぎらい、今も交流続く
東京ドームの大歓声の中、鋭い打球が二遊間を抜けた。昨季限りで現役を退いた長野久義氏(41)の引退試合。16年前に放ったプロ初安打と同じ中前打だったが「(二塁を守る)大学の後輩の上川畑、取るなと。抜けてくれてよかった」と笑った。続く岸田の安打で、笑顔で三塁まで激走。その後は右翼の守備に就き、右飛を処理すると両チームのファンから大きな拍手に包まれ、走攻守で躍動する姿を魅せた。プロ生活で一番の思い出は「2012年、日本シリーズでファイターズと試合をして、日本一になった瞬間」と振り返る。日大4年時の06年、日本ハムから指名を受けたが入団を拒否。ただ、当時スカウト部長を務めていた山田正雄氏とは長く連絡を取り続けていた。この日もねぎらいの言葉をかけられ、記念撮影も行った。入団せずとも長く続いた関係に「本当に感謝しています」と思いを口にした。試合終了後のセレモニーには原辰徳氏がサプライズで登場。花束を受け取り「原監督に育ててもらった」と入団当初からともにした指揮官にも感謝。また、セレモニー終了まで温かく見守ったファンにも「すごい拍手をしてくれてたので、本当に感動しました」と感謝した。たくさんの拍手で包んだ後輩たちへ、「野球を楽しんで。もちろん勝ち負けはあると思いますけど、そういうプレッシャーも感じながら頑張ってほしい」とエールを送りグラウンドを後にした。【北村健龍】【写真特集】長野久義氏、川端慎吾氏、三嶋一輝氏が引退試合 涙のスピーチ、最終打席は…