サンスポ
【鬼筆のトラ漫遊記】マイアミでの逆転負け、佐藤&森下は自信得るも、日本野球は大きな課題突きつけられた…
日本時間15日、WBC準々決勝のベネズエラ戦の三回に3ランを放った森下翔太を迎える佐藤輝明マイアミの地で佐藤輝明内野手(27)&森下翔太外野手(25)の阪神コンビは大きな自信を得る一方で日本野球は大きな宿題を突き付けられました。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を狙った野球日本代表「侍ジャパン」は米マイアミ州での準々決勝(日本時間15日)でベネズエラに5ー8で敗れ、6大会目で初めてベスト4を逃しました。1点を追う三回に同点二塁打を放った佐藤、一時は勝ち越しとなる3ランを放った森下は結果を残し、将来への糧を得ましたが、日本代表には様々な問題点が浮き彫りに…。単なる采配批判に終始していては次も勝てませんよ。世界の大舞台で虎戦士2人が躍動しました。どうしても〝阪神贔屓〟のコラムなので、阪神勢のプレーには〝盛った〟表現が多くなるのですが、今回ばかりは佐藤が躍動した、森下が頑張った…と大いに胸を張ってもいいと思います。15日に米マイアミのローンデポ・パークで行われた準々決勝。1次リーグC組1位の侍ジャパンはD組2位のベネズエラと対戦し、5ー8の逆転負けを喫しました。しかし、1点を追う三回には大谷翔平投手(31)=ドジャース=が敬遠で歩かされた後、「2番・右翼」でスタメン出場した佐藤が右翼線を破る同点二塁打。続く3番には一回に盗塁を試みた際に右膝を負傷した鈴木誠也外野手(31)=カブス=の代わりに森下が入っていましたが、一時は勝ち越しとなる3ランを左翼席にぶち込みました。「僕ら以上に向こうの打線が上回っていたということ。もっと打ちたかったですけど、ベネズエラが強かったと思います。勝ちたかったので気持ちは悔しいですけど、楽しめました」と話す佐藤は逆転負けの結果に悔しさを滲ませていましたが、それでも「本当に(この経験を)つなげていかなくちゃいけない」と視線を上げていました。森下も「自分なりの100%を出そうとした結果が、すごくいい形につながった。ああいうところで打つことを求められて、このWBCに選ばれたと思う。最後の最後でしっかり打点というところを見せられてよかった」と話しています。ベネズエラのメジャーリーガーがズラリと揃う強力打線に侍ジャパンのリリーフ、隅田(西武)や伊藤(日本ハム)が飲み込まれて逆転負けした試合展開でしたが、村上宗隆内野手(26)=ホワイトソックス=や岡本和真内野手(29)=ブルージェイズ、吉田正尚外野手(32)=レッドソックス=らメジャー組が今ヒトツ、存在感を発揮できなかった一方で、佐藤&森下は世界の大舞台で爪痕を残したと思います。虎の2人には将来に向けた糧を得たベネズエラ戦…だったと言えるでしょうが、5ー2の3点リードから大逆転負けでWBCでは初めてベスト4入りを逃した侍ジャパンにとっては、いや日本のプロ野球界全体にとっては宿題を突き付けられた試合結果だったことも事実です。