スポニチ
阪神・佐藤輝明 「大谷イズム」胸にセ界一へ決意の最速再発進!WBCから47時間44分後に出場 - スポニチ Sponichi Annex 野球
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参戦していた阪神・佐藤輝明内野手(27)が17日、ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に「4番・三塁」で先発出場した。森下、坂本とともに、日本時間15日午後1時16分の準々決勝敗退から2日後、時間にして47時間44分後にスタメン出場。今大会に出場したNPB侍戦士最速で、過去にWBCに出場した阪神選手でも最速となった。侍ジャパンで共闘したドジャース・大谷翔平投手(31)から多くの学びを得た猛虎の主砲。「大谷イズム」を胸に、セ界一へ決意の最速再発進を決めた。
佐藤輝が、虎に帰ってきた。午前9時50分、柔和な表情を浮かべてZOZOマリンスタジアムの関係者入り口を通過し、三塁ベンチ裏へと入った。日本時間15日午後1時16分にゲームセットとなった準々決勝ベネズエラ戦から、まだ2日もたっていない。つかの間の休息すら挟まずに再合流し、ロッテ戦のスタメンにも名を連ねた。今大会に出場したNPB侍戦士では最速だ。「きょうから切り替えて、というか、また通常通りチームに合流して、空気感とかも感じながら、いい準備をして開幕を迎えたい」ローンデポ・パークでの激闘を終え、夜が明けてすぐに帰国便に乗り込み、成田空港に着陸したのが前日16日の午後。その足でチームが待つ千葉県内のホテルに入った。ハードスケジュールも、何のその。「問題なく動ける」と笑顔を見せ、ウオーミングアップから軽快だった。「4番・三塁」での先発が球場内でアナウンスされると、割れんばかりの拍手が幕張の空から降り注いだ。「その(開幕の)ためにも(試合に)出たし、いい動きができたので、それが一番だったな、と思います」06年の第1回大会からの歴史をひもといても、WBCに参加した阪神選手が帰国翌日に実戦出場するのは初。まさに最速リスタートだ。与えられた2打席ではフルスイングも見せた。二ゴロ2本と快音こそ響かずとも、元気な姿が何より頼もしい。「(海外と日本の投手では投球のタイミングが)多少は違うので、そこはしっかりアジャストして、開幕を迎えられれば」。18日ロッテ戦を含めた残り4試合で盤石のチューニングを施す。「(大谷は)本当に気さくに接してくれましたし、(学びは)いろいろあったので、今シーズンに生かさないといけないと思う」かねて「世界一の打者」と敬う大谷と過ごした濃密な時間。打撃練習を食い入るように見つめ、舞台裏でもイズムに触れた。準々決勝では1、2番コンビも組んだ。体の奥底まで浸透させた「大谷イズム」を力に変え、まずは27日の開幕戦で激突する巨人のドラ1左腕・竹丸を打ち砕く。そして半年後、世界一の無念を「セ界一」で晴らしてみせる。 (八木 勇磨)≪球団最速、帰国翌日の初実戦≫○…佐藤輝、森下、坂本がオープン戦のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発出場。WBCから帰国翌日の初実戦は球団最速となった。これまでWBCに出場した阪神選手では06年藤川球児、久保田智之、13年鳥谷敬、23年中野の帰国3日後の初実戦が最速だった。