日刊スポーツ
【日本ハム】達孝太は本気!WBCで「世界との差」痛感、グラブ寄付断念も「できることあったら」
日本ハム達孝太投手(21)が19日、侍ジャパンがベスト8に終わった第6回WBCを見て感じた率直な思いを明かした。投打で世界との差が開いたと実感し、日本野球の将来に危機感を持った。現状打破へ、まずは国内の野球界の裾野を広げるために自分ができることを追求するつもり。野球が復活する28年ロサンゼルス五輪で代表入りを狙うNEXT侍は大局観を持って、初めて開幕ローテ入りする26年シーズンに臨む。◇ ◇ ◇達はエスコンフィールドでお茶たてポーズTシャツを着て練習した。WBCでお茶たてポーズを考案した北山亘基投手(26)からの米国土産で「ロッカーに置かれていたっす」。即着用して開幕前最後の先発機会となる20日のヤクルトとのオープン戦へ向けて調整を終えると、今大会を見た率直な感想を吐露。「日本と世界の差がちょっと開いてたなって思いましたけどね」。危機感を口にした。世界のトップレベルは、画面を通して見ても、かなり突き抜けていた。2年連続でオフに米国自主トレを実施している達は、昨年末に「(米国の)公園で子どもがキャッチボールしたりしてるのを見ると、それがダメな国が、そんな国には勝てない。だからキャッチボールOKの公園をつくりたい」と壮大な夢を語っていたが、今大会を見て「早めに(日本に)ボール遊びOKの公園を作らないといけないなって」と、その思いも強くなった。理由は「人口が減れば、(野球が)優秀な子の数も減っていく。母数は多ければ多い方がいいと思う」と日本の野球の裾野を広げるため。いきなり公園を作るのは難しくても、今の自分にできることはないかとWBCを見ながら考えた。「まず北海道の小学校だけでも何か寄付できるかなとか考えたんですけど…意外と多くて」。調べると900校超え。「1つ1万円のグラブを3つ渡したとしても莫大(ばくだい)な額…。まだ無理やなって」と即実行は断念も「早めに手を打たないと、とんでもない状況になる。何かできることがあったら教えてください」。達は、本気だ。もちろん自身がもっとレベルアップして、世界一奪還に貢献したい目標もある。「次の(28年の)オリンピックは出たいです。ロスで本気のアメリカに投げてみたい」。そんな大志も抱いて臨むプロ5年目は開幕3戦目の29日ソフトバンク戦の先発が内定済み。日本ハムだけでなく、次世代の侍ジャパンも引っ張る覚悟で、シーズン開幕へ向かう。【木下大輔】