サンスポ
オリックス・杉本裕太郎が隠し持っていた昨季の「成功体験」 16打席沈黙は開幕後爆発の壮大な前振りや~
二回、二塁打を放つオリックス・杉本裕太郎。待望のオープン戦初安打が飛び出した=京セラドーム大阪(撮影・甘利慈)(オープン戦、オリックス1-0阪神、22日、京セラ)白球が左翼線を抜けていくと、二塁ベースに到達したオリックス・杉本裕太郎外野手(34)は右手で小さくガッツポーズを作った。オープン戦17打席目で初安打。開幕に向け、頼りになる男が快音を響かせた。「打席数もあんまり立っていなかったというのもあるんですけど、最後に1本が出てよかったなと思います」この日の試合前までオープン戦は7試合に出場し、16打席無安打。打率・000と状態が心配されたが、そんな声を一蹴する痛烈な左翼線二塁打を披露。岸田監督も「1本出て、とりあえず良かったんじゃないかなと思います」とうなずいた。「去年もオープン戦は全然打てなくて、開幕してから2カ月ぐらい結構よかったという成功体験もある。とはいえ、ちょっと1本は出しておきたかった」と杉本。言葉通り、昨年のオープン戦でも打率・185、0本塁打、1打点と数字はよくなかったが、開幕から8試合連続安打と打ちまくり、3、4月の月間成績は打率・316、4本塁打、8打点と好スタートを切った。チームとしても昨季はオープン戦3勝10敗3分けと苦しみ、最下位に沈んだ。だが、今年は8勝5敗1分けでフィニッシュ。指揮官は「守備の方も走塁の方も、そういう(1点を取る)意識は全員持ってくれていると思いますし、そう見えました。いいところも出たんじゃないですかね」と成長を感じ取った。3年ぶりのリーグ制覇を目指す今季。打線の軸にはラオウの存在が欠かせない。(西垣戸理大)一球速報へオープン戦日程へ