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ソフトバンク・近藤健介 ロス五輪で雪辱だ「体を鍛え直して、やり返せれば」WBCの悔しさ胸にチーム合流 - スポニチ Sponichi Annex 野球
悔しさを糧にする――。ソフトバンクの近藤健介外野手(32)が19日、チームに合流し、2028年のロサンゼルス五輪での雪辱も視野に入れた。今回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は13打数無安打。これまでも国際大会での刺激を胸に進化してきた背番号3は、歩みを止めるつもりはない。まずは26年シーズンでの活躍へ、開幕モードに入る。
近藤がおよそ1カ月ぶりにチームの練習に参加し、汗を流した。誰より悔しい結果だったWBCから16日に帰国し、しばしの休息。過去を振り返るとともに未来を向き、雪辱への思いを口にした。「課題も見えたし、自分自身まだまだ伸びしろがあると思わせてくれる大会だった。もう一回、ロス(ロサンゼルス五輪)に向けて体を鍛え直して、出られるチャンスがあればやり返せればなという思いはあります」チームは準々決勝で敗れ自身も13打数ノーヒット。前回大会は不動の2番打者として打率・346、1本塁打、5打点、出塁率・500で世界一に貢献した球界最高峰の打者が苦しんだ。今回は大谷(ドジャース)の後ろの2番を任されるなど信頼を背にバットを振ったが状態は上がらず、準々決勝は9回に代打で見逃し三振。「不完全燃焼に終わった」。日本を倒して喜ぶベネズエラの選手たちを、ただ頭を抱えて見つめるしかなかった。「(これまでは)笑って終えられていたので悔しい」。日本代表で出場した17年アジアプロ野球チャンピオンシップ、19年のプレミア12、21年の東京五輪、23年の前回WBCとすべて頂点に立ってきた近藤にとって、主要国際大会で初の敗北。メジャーとのフィジカルの差を痛感した。ただ、下を向く時間はない。「現状に満足せず成長したいという思いがあるので。まだまだやらないといけない。自分にはまだまだ可能性があると思えたことは良かったと思います」と前を向いた。東京五輪は今回のWBCでもチームメートとなった吉田正尚(現レッドソックス)、鈴木誠也(現カブス)らの打撃練習を見て危機感を覚えると長打率アップに着手。23年には本塁打王と打点王の初タイトルを獲得した。前日18日はベネズエラ対アメリカの決勝戦を視聴し悔しさをかみしめたという。ただ、チームに合流すると同時に気持ちはしっかりと切り替えた。「リーグ3連覇、2年連続日本一に貢献できるように頑張りたい」。さらなるレベルアップも見据え、まずは26年シーズンで打ちまくる。(木下 大一)≪誹謗中傷問題に言及≫○…プロ野球選手会の会長も務める近藤が誹謗(ひぼう)中傷の問題について言及した。SNSなどで代表選手らに一線を超えた言葉が出ていることを受け、自身のインスタグラムでもメッセージを発信していた。「選手も一生懸命やった結果ですし、プロなので結果が出なかったら言われるのは当然ですが、どういう言葉なのかは選手自身もくみ取って考えることだと思うので。なくしていかないといけないのかなと思います」と話した。