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【担当記者が最終報告】阿部巨人、Vの理由…8年ぶりオープン戦1位 GREATルーキー&GO!GO!積極走塁&GOODな競争!!
観客にあいさつする巨人・阿部慎之助監督プロ野球のオープン戦は22日、各地で6試合が行われ、全日程を終了した。巨人は楽天戦(東京ドーム)に2-6で敗れたが10勝5敗1分けとし、日本ハムと並んで2018年以来8年ぶりの勝率1位で終えた。2年ぶりのリーグ優勝奪回を目指す阿部慎之助監督(47)が示した「新しさ」が表れた開幕ローテーション、攻撃面について、巨人担当キャップの谷川直之記者(35)が考察した。公式戦はセ、パ両リーグとも27日に開幕する。オープン戦を日本ハムと並ぶ勝率1位で終えても、阿部監督は「全く気にしていないです」と表情を変えなかった。肝心なのは勝敗よりも内容。確かな手応えと同時に、開けてみるまで分からないという心配が、胸中にあるのではないだろうか。阿部監督が掲げる「新しいジャイアンツ」を体現するのは、最後の最後まで競争が続いた開幕ローテーションだ。昨季まで3年連続2桁勝利の山崎が右肩を痛めて15日に離脱し、27日の阪神戦に先発する開幕投手にドラフト1位・竹丸(鷺宮製作所)が指名された。球団の新人では1962年の城之内邦雄以来、64年ぶりの大抜擢となった。阿部監督は、この日ファーム・リーグのDeNA戦(横須賀)に先発して7四死球を与えながら5回3安打無失点に抑えた同3位・山城(亜大)について「ローテーションに入るのは決まっています」と明言した。開幕第2戦のハワード(前楽天)に続く第3戦で王者・阪神にぶつける可能性が高い。新人2人の開幕ローテーション入りは62年の城之内と柴田勲以来。巨人は超異例の幕開けを迎える。31日から敵地で中日と戦う2カード目には、この日の楽天戦で4回2失点だった通算120勝右腕の則本(前楽天)、ウィットリー(前レイズ)、実戦3試合で計10回無失点の田中将の先発が予想される。楽天から加入して2年目のマー君以外は、5人とも新戦力。今季の行く末は、この先発陣が握っている。一方、攻撃面では昨季セ・リーグ最低だったチーム盗塁数(53)が、オープン戦ではセ6球団トップの15個。12球団では3位だった。浦田や日本ハムから加入した松本のほか、新たな代走の切り札、宇都宮らが積極的にスタートを切った。主砲だった岡本和真が米大リーグ、ブルージェイズに移籍して抜けた打線は、足を絡める攻撃を増やして得点を狙う。巨人・竹丸和幸チームが活性化した要因は、例年にないほど激しかった競争にある。阿部監督は春季キャンプ終了時点でも全ポジションを「白紙」と言っていた。昨年10月に両股関節の手術を受けた吉川が不在の二塁では、キャンプから成長を示した浦田に加え、2軍から合流した増田陸が打率・467と終盤に猛アピール。プロ20年目の坂本は打率・290と三塁手争いで抜け出した。阿部監督は「悩みどころが増えてうれしい」と、開幕オーダーは今もなおベストを模索している。我慢して使い続けた19歳の石塚は打率・125。フリーエージェントで加入して2年目の甲斐とともに2軍降格となり、開幕1軍メンバーから外れることが決まった。ただ、阿部監督は「開幕が全てじゃない。長いシーズンをみんなで乗り越える」と、柔軟な決断で常にベストな布陣を探し続ける。(巨人担当キャップ・谷川直之)オープン戦日程へ公式戦日程へドラフト指名選手育成選手