日刊スポーツ
【巨人】66年ぶり快記録へ!ドラ3山城京平「勝って僕に重圧を」開幕投手のドラ1竹丸に注文
あるぞ、66年ぶりの快記録。巨人で開幕ローテーション入りが決まったドラフト3位の山城京平投手(22)が22日、ジャイアンツ球場で練習。27日阪神戦で開幕投手に決まっているドラフト1位竹丸和幸投手(24=鷺宮製作所)へ、「勝って、僕にプレッシャーを与えて」と望んだ。開幕カードでの新人アベック白星となれば、球団では60年の堀本律雄、青木宥明以来となる。◇ ◇ ◇山城は自分で自分のことが分からない、という。ジャイアンツ球場の通路で記者に囲まれながら、「何もない状態だと…。やっぱり僕はこの性格なんで、何を考えているか分からないので」と淡々と話す。左腕の「この性格」を言い換えるのは、なかなか難しい。1つは「のんびり屋」かもしれない。出身の沖縄には「ウチナータイム」があり、行事などが予定時間より遅れて始まること多々。独特の時間感覚は山城にもあって、入団前から周囲は心配していた。いわゆる集合時間より早く集まるジャイアンツタイムに対応できるのか…。実際、春季キャンプではバスの移動時間20分前に起床して、焦ったことも。アラームを2、3個かけて、“のんびり”への対策をしているらしい。ゆったりなイメージを自ら「この性格」と言うなら、開幕ローテの一員として、本人がそれを良しとはできない。何か外的な要因で尻に火を付けたい。結論、いま求めるのは「竹丸君に勝って欲しい」となった。新人として65年ドラフト制後初の開幕投手を任された2歳上の同期。仲も良い。そこで一計。「竹丸さんが白星挙げて、僕にプレッシャーを与えてくれたら、より一層頑張れる」。重圧は着火剤となる。実戦で15回2/3を無失点に抑え、阿部監督からは数日前にローテ入りを伝えられた。「ああ、そうなんだ、頑張ろう」。そこでもあまり感情は動かなかったが、快挙も見えてきた。竹丸、山城が阪神との開幕カードで白星を挙げれば、新人2人の勝利は球団では60年以来2例目になる。「新人2人でチームを引っ張っていくかもしれない。そういうチャンスはもらっている。ガツガツやっていけたら」「(試合では)躍動感を出してやっていければ」。落ち着いた口調とは裏腹に、言葉は強く、マウンドでは淡々とは正反対の姿を。そんな「山城タイム」を志す。【阿部健吾】