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【スポニチ評論家座談会 セ編(下)】広島は打線次第 中日は野球のスタイルが変わるかも - スポニチ Sponichi Annex 野球
プロ野球は27日にセ・パ両リーグが開幕する。スポニチ評論家陣による開幕前恒例の座談会が行われ、セ・リーグは昨年リーグ優勝した阪神の連覇予想が圧倒的支持を集めた。投打充実の戦力は他5球団を寄せつけないと分析する中、対抗には投手力のいい中日を推す声が多かった。主砲が大リーグに移籍した巨人、ヤクルトは…。就任4年目の新井貴浩監督(49)が率いる広島と、相川亮二新監督(49)のDeNAの巻き返しは?パ・リーグ編は25日に掲載する。(構成・畑野 理之)
※(上)から続く大野 ところで石井の代わりは、誰が出てきそうなの?亀山 ドリス、畠、湯浅がいます。若い選手では木下、石黒、あと復帰途上の下村がもの凄い球を投げていました。モレッタも開幕してからでしょう。関本 1人が1年間…ではなくても、調子のいい投手が交代でなら大崩れはしないとみています。矢野 先ほど伏見の話題が出たが、いてくれる安心感は絶対にある。キャンプの時点で“昨年の阪神の全試合を見た”と言っていたし、投手を納得させられる準備をしていて、それで負けたら仕方がないと思える。坂本や梅野の刺激にもなる。選手(捕手)は全試合でマスクをかぶりたいという気持ちでやっているが、疲れが出てきた時や負けが続いた時にポンと代えることもできる。パ・リーグで13年間プレーしてきた伏見を交流戦では多く起用する可能性も、あるかもしれない。野村 坂本は投手に寄り添うタイプだなと思います。打者は投手だけではなく、捕手とも対戦している。そういうキャッチャーがいるチームは強い。原口 立石は1年目とは思えない。すぐに1軍で戦える体をしています。アッパーまでではないですが、今、はやっているスイングをしていて、スイングスピードもあります。当たった時の打球音もいい。実戦の対応が楽しみです。野村 広島を優勝予想にしていますが、打線次第です。新井監督は佐々木を4番で起用すると思いますが、あとはドラフト1位の平川ら若い選手が成長するまで少し時間はかかりそう。長所だった投手陣も大瀬良が間に合わず床田、森下が相当頑張らないといけない。大野 先発陣も2本柱の床田と森下、昨年7勝の森。あとは抑えから転向した栗林、新外国人のターノック、2年目の岡本とローテーション経験のない3人が入っていて、新しい力として期待感はあるけど未知数な部分も多い。主戦捕手になる坂倉は、投手が苦しい時にどれだけ立ち直らせることができるか。野村 急にホームラン打者が増えるわけはないから、広島も日本ハムのような野球をしてもいい。走者一、二塁でヒットエンドランを仕掛けるとか新庄監督の何かやってきそうで怖い野球。4番に置く佐々木は、レギュラーシーズンでまだ一本もホームランを打っていないのだから、野球のスタイルを変えてもいい。広澤 自然と野球のスタイルが変わるかもしれないのが中日ですよね。吉と出るか凶と出るか、球場が狭くなって皆さんの評価も巨人やDeNAよりも高い。片岡 今年は期待していいと思います。得点力は上がって、失点も増えるでしょうが、細川は30発いきそうですし、昨年までは2点勝負だったのが4、5点勝負に変わる。チームとしてプラスに作用してほしい。T―岡田 逆方向にも柵越えになるのならコンタクトに集中すれば良くなるし、打者のメンタルとしても絶対にいい。能見 投手が絶対に不利になるとも思えません。ボールを低くとか意識を変えて対応します。東京ドームの時は、いつもと同じようには投げませんから。関本 得点を取るシーンが増えるとチームが明るくなり、ムードも良くなります。今年、中日は球団創設90周年。巨人も阪神も90周年の年はリーグ優勝している。何か、そういうプラスアルファの効果も期待できます。原口 長打を警戒することによる四球増もありますし、昨年試合をしていても中日は強いなと感じていました。広澤 巨人は岡本が抜けたし、投手陣もルーキーの竹丸が開幕投手を務めるなど、万全ではない。▼佐々岡真司氏 広島は近年課題の得点力に加え、昨年2桁勝利が一人もいなかった先発投手の踏ん張りも必要。上位打線を固定している阪神が上位戦線にくるのは間違いないが、広島は昨年の13個の負け越しを、せめて対等にしたい。▼赤星憲広氏 昨年からの戦力アップが見込めるのは阪神と中日。投手力も安定している。巨人は戸郷と山崎が開幕から黄信号、赤信号で開幕投手は新人の竹丸を指名するなど若い力がどこまでやれるか。DeNAは攻撃の層が厚いが…。≪東京&西部評論家14人も今年は…≫○…東京、西部(九州)に在籍する評論家14人も全員が阪神の優勝を予想した。田淵幸一氏は「昨季2位に13ゲーム差の阪神は投打のバランスは12球団随一」と太鼓判を押した。また、張本勲氏は「岡本が抜けた巨人は山崎の離脱もあって戦力ダウンは否めない」と指摘。槙原寛己氏は「中日は高橋宏、金丸の左右2人に大野、涌井らベテラン勢、新人の中西、桜井らが並ぶ先発陣はバリエーションに富んでいて面白い」と分析した。≪順位予想「平均値」も断然≫〇…スポニチ評論家26人による順位予想を基に順位の「平均値」を算出。23人が1位に予想した阪神が「1・12」と圧倒的な数字になった。ちなみに昨年は阪神1位予想が9人、巨人1位が12人だった。2~4位を争う中日、巨人、DeNAは激戦。2位予想は中日11人、巨人6人、DeNA5人で平均値は僅差になった。主砲・村上が抜けたヤクルトは26人全員が最下位と予想。平均値は「6・00」だった。