スポニチ
広島・坂倉将吾「やってやる!」 10年目の逆襲だ 打撃フォームも改造「仕上げはできた」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島・坂倉将吾捕手(27)が23日、節目の10年目に向け意気込みを口にした。攻守でチームの浮沈を左右するキーマン。広角への強い打球を追求した改造フォームを固め、27日の中日戦で、自身初となるマツダスタジアムでの開幕戦先発は確実だ。昨季の大不振から巻き返しへ。「やってやるぞ…という心の火を長く燃やし続けたい」と言葉に力を込めた。
坂倉は、右手中指を骨折した昨春の悪夢の記憶をたどり「ケガがない。それが一番」と強調した。オープン戦は出場16試合で打率・255、2本塁打、5打点。故障なく助走期間を完走し、昨秋から取り組む打撃改造に一定の手応えを得た。「仕上げはできたかなと。今年どうアプローチしていくか、いったん決まった。いろいろ取り組み、最後(フォームを)固められた」手先の細工では逆方向への打球が弱いことから、腕を使わず体全体を使ったフォーム改造に着手し、広角への強い打球を追求してきた今春。試行錯誤を重ねる中で余分な枝をそぎ落とし、打席で「一つ大きな幹」を意識できるまでに至った。巻き返しを期す節目の10年目。正捕手として期待された昨季は右手中指骨折の影響を隠せず、定評のあった打撃だけでなく守備でも精彩を欠いた。苦しんだ1年。その経験から「野球を楽しむ」という悟りを開き、「もっとうまくなりたい」と究極の目標を定めた。「本当に勝ちたいので、“やるぞ”それだけ。楽しいと思えるマインド、やってやるぞというマインドの火を長く燃やし続けたい」攻守両面でチームの浮沈を左右するキーマン。大言壮語はせず、抱負は至ってシンプルだ。一方では、2年目の佐々木や新人の平川が開幕スタメンを射止めた現状から「彼らのチーム」と位置づけ、サポート役としての立場を自覚する。「若い選手がこれだけ盛んなことはあまりなかった。勢いがあるし、彼らが突っ走れるように背後からカバーできれば。逆に彼らが苦しくなった時にどれだけ引っ張れるか、そこは数字込みの話になってくるので、しっかりやりたいなと」27日の中日戦。今季目標の一つに掲げた、自身初となるマツダスタジアムでの開幕戦先発マスクは確実だ。「22日のオープン戦でも多くのファンが来場された。開幕戦はもっと増えると思う。勝ちたい。ファンの方は多分、チームの勝利が一番うれしい。そこで活躍できれば僕もうれしいし、勝って、みんなが良かったと思える試合にしたいと思う」 再び上昇気流を描けるか、真価が問われるシーズン。27歳は、“公私”でひそかに逆襲への闘志を燃やしている。 (江尾 卓也)