日刊スポーツ
【ソフトバンク】今宮健太が開幕ショート勝ち取る 急成長ライバル制し14年連続開幕スタメンへ
ソフトバンク今宮健太内野手(34)が、開幕の激しい遊撃ポジション争いを制した。24日、チームは本拠地ドームで全体練習。27日からの日本ハムとの開幕カードは、今宮がプロ野球新記録となる遊撃での14年連続開幕スタメン出場の金字塔を打ち立てる。オープン戦15試合に出場し打率3割1分6厘をマークし、ライバル野村勇内野手(29)との争奪戦を制した。◇ ◇ ◇プロ17年目を迎えた男の意地か、気迫か。今宮は慣れ親しんだ「遊撃」の座を譲らなかった。昨年、急成長したライバル野村との一騎打ちともいえた定位置争い。オープン戦15試合に出場し、打率3割1分6厘。ケガに泣いた昨年とはガラリと違った姿で「テスト期間」を乗り越えた。「オープン戦で結果がついてきてくれたのはよかったと思います」。この日も軽快に遊撃でのノックを終えると、フリー打撃でも快音を響かせた。二塁挑戦も指示されて臨んだ新シーズン。厳しい遊撃争いを覚悟しながらも、「定位置」を譲る気持ちはなかった。生命線ともいえる下半身の強化とケガ防止に向け、昨年から食生活も改善。体重、体脂肪率も落とした。自主トレからは小久保監督のアドバイスもあって、ふくらはぎ強化のためにウオーキングも取り入れ地道に体を整えてきた。ライバル野村の驚異的な身体能力は熟知している。「シンプルにいっても(野村に)勝てないなと思ったんで。ライバルは長打を打てるし、走れるし、肩も強いし。どこで勝つんや、と。守備だけというわけにはいかない。僕は走れないし、打つしかないなとシンプルに思っていた」。オープン戦は先発二塁でも4試合に出場。1安打しか打てなかったが、試合数をこなせた副産物があった。「(試合で)二塁を守れたのはよかったなと思う。その分、試合に出ることができたんで」とうなずいた。小久保監督は開幕ショートの名前を明かすことはなかったが、打撃での新たな成長を見せた今宮を高評価した。「打撃内容がキャンプ終盤からずっといい。打撃がよりシンプルになっている。まあ、開幕ショートは1人しか守れませんからね。開幕を楽しみにしておいてください」。14年連続となる開幕戦での遊撃先発出場。プロ野球新記録を打ち立て、今宮がチームをけん引する。【佐竹英治】