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5年ぶり古巣復帰 16年の日本一を知る選手で野手唯一の開幕1軍入り 日本ハム・西川遥輝外野手独占手記 - スポニチ Sponichi Annex 野球
プロ野球は27日に開幕し、日本ハムは敵地・みずほペイペイドームで昨季日本一のソフトバンクと激突する。21年以来5年ぶりに古巣復帰した西川遥輝外野手(33)は、16年の日本一を知る選手として、野手では唯一の開幕1軍入りを果たした。キャンプイン前日に新庄剛志監督(54)からかけられた言葉や心境の変化などを、スポニチに独占手記として寄せた。
ファイターズで開幕を迎えるのは5年ぶりです。当日を迎えて自分がどのような心境になるのかが楽しみだし、パ・リーグでのプレーも23年の楽天以来3年ぶり。セ・リーグとは少し野球も違うと思うので、そこにも対応していかないといけないですね。キャンプからチームを見てきて、誰が見ても強いチームなのは間違いないな、と思います。ただ、野手で近い年齢の選手が多くいません。シーズンが始まって心のよりどころみたいなのはどこに行くんだろうな、というのはちょっと不安というか。一人で抱え込んでいるのか、誰かに相談しているのか。まだ分かりませんが、どうなっているのかなと思いますね(笑い)キャンプイン前日に、新庄監督から「自分のことだけを考えてやってくれたらいいから」と声をかけてもらいました。(誰かのために動いているように)そう見えたんだと思うんですよね。特に意識していたわけではありませんでしたが、過去にチームから現役選手の指導を頼まれることもありました。“俺選手なんだけどな”と思っていたこともあったので、そういうこともなくなり、すっきりというか、また自分のことを一番に考えてやっていこうかなと思います。心境の変化も感じています。先日、球団の方に「外野の芝はどう?」と聞かれましたが、変な意味ではなく「何でも良いです」と答えている自分がいました。昔だったら「滑る」とか、いろいろ言っていたと思うんですよ。昔は「なんでそこで食べているの?」とか、いろいろなことが目についていたんですが、小さいことを気にしなくなったのかな。個人的には凄く気持ちが楽になりました。やっぱり、今のチームに先輩が多くいない時点で、自分としても今までとは違う感じになっていると感じます。ただ、いろいろな経験をして今こうなっている。初めからこういう感じではいられなかったと思いますし、良くも悪くもいろいろな経験ができている。楽天、ヤクルトと2球団を経験したのも間違いなく生きています。どんなシーズンになるかは分かりません。ただ、栗山前監督のおっしゃっていた言葉が今も頭に残っています。「1試合目、2試合目、目の前のその日の試合が本当に大事。それが143試合目につながる」と。だからシーズンいろいろなことがあるだろうけど、その試合に100%準備することが大事。一日一日、全力で前に進められれば良いなと思います。(北海道日本ハムファイターズ外野手)◇西川 遥輝(にしかわ・はるき)1992年(平4)4月16日生まれ、和歌山県出身の33歳。智弁和歌山では4度甲子園に出場し、10年ドラフト2位で日本ハム入団。14、17、18、21年に盗塁王を4度獲得。16、17年ベストナイン。17年から4年連続でゴールデングラブ賞。21年オフに自由契約となり楽天に移籍。23年オフに戦力外となりヤクルトと契約したが、昨年9月に戦力外通告を受けていた。1メートル81、82キロ。右投げ左打ち。