日刊スポーツ
【阪神】球団史上初の偉業へ虎出陣「やっと始まる」昨季MVP男・佐藤輝明が開幕アーチ再現へ
26年のプロ野球がきょう27日に開幕する。球団史上初のリーグ連覇を目指す阪神は、4番の佐藤輝明内野手(27)が東京ドームでのフリー打撃で特大アーチを連発。巨人先発のドラフト1位左腕、竹丸和幸投手(24=鷺宮製作所)撃ちのデモを完了した。「いい結果を残したい」と気合十分だ。昨年の開幕広島戦では第1打席で先制決勝アーチを放って本塁打&打点の2冠への足ががりをつくり、リーグ優勝に大きく貢献した。アーチ再現で猛虎の開幕ダッシュを導く。◇ ◇ ◇悲願をかけた26年がいよいよ始まる。昨季のセ界王者、阪神。2リーグ制となった1950年(昭25)以降、リーグ連覇はまだ1度もない。伝統ある球団史に新たな1ページを刻むべく、27日から藤川阪神の2年目がスタート。その中心にいるのは今年も佐藤だ。「やっと始まるかと。オフからずっとやってきたので、そういう気持ちです」デモは圧巻だった。東京ドームでの開幕前日練習。フリー打撃で特大アーチを連発した。うち1本は右中間の電光掲示板の上部までぶち当てる規格外の衝撃弾だった。昨年3月28日の開幕戦では第1打席で右翼越えの先制2ランを放ち、敵地広島戦で白星スタートを呼んだ。シーズン40本塁打、102打点の2冠への第1歩で、リーグ優勝に貢献してMVPも獲得。今年も開幕アーチを期待せずにはいられない。24日には「ちろんね、1発目から打てれば最高じゃないですか」と語っていた。開幕4番は4年ぶり2度目。有言実行へフルスイングを貫く。宿敵巨人との開幕カード。相手先発はオープン戦3試合12イニングで1失点の好調左腕、ドラフト1位の竹丸だ。「しっかり対策を考えていきたいと思います」と気合十分だ。対決を制して“ドラ1の先輩”の貫禄を見せたいところ。「ファンの方も注目していると思うので、いい結果を残したいですね」。伝統の一戦で迎える開幕戦の注目度、重要性も理解している。東京ドームは今月戦ったWBC1次ラウンドの舞台でもある。オーストラリア戦とチェコ戦では二塁打を放ったが「特に何もないですけど」とさらり。この日はアップ、キャッチボール、ノック、フリー打撃と、常にリラックスした表情で決戦に備えた。藤川監督が開幕4番を明言した男が自然体で打線のど真ん中に座る。準備は整った。藤川監督は「東京ドームで宿敵の巨人。望むところ。早く勝負がしたい。そう思っています」と必勝を期した。猛虎の開幕ダッシュは穏やかな大男、佐藤が命運を握っている。熱い真剣勝負が始まる「3・27」。虎が牙をむく。【只松憲】◆阪神佐藤の昨季開幕戦本塁打 28日のマツダスタジアムでの広島戦。1回1死一塁のカウント1-1から、先発森下のチェンジアップを右翼席に運んだ。打った瞬間本人も1発を確信した特大弾。25年シーズンの12球団最速1号で先発村上を援護し、これが決勝2ランとなった。阪神選手の開幕戦本塁打は22年に6番糸井嘉男がヤクルト戦(京セラドーム大阪)の4回に放って以来3年ぶりだった。1回に打ったのは、11年の1番マートン(広島戦、先頭打者弾、甲子園)以来14年ぶり。日本選手では77年の6番掛布雅之(ヤクルト戦、満塁弾、神宮)以来48年ぶりだった。▽阪神坂本(開幕巨人戦へ)「いいスタートを切れるに越したことはない。みんな、そういう思いでいると思う。ファンの人も待ち望んでいると思うし、いい試合をして、しっかり勝ちたいと思います」▽阪神大山(プロ10年目の開幕へ)「1試合1試合、特別なものだと思っています。何が起こるかわからないのはどこも一緒。予測と準備をしっかりして臨みたいと思います」▽阪神近本(プロ8年目の開幕へ)「今年は別に不安はない。あれ、まだ始まってなかったのか、早く始まってほしいという感じ」