サンスポ
ロッテD2位・毛利海大、球団新人開幕投手76年ぶり勝利 ウイニングボールは「両親にプレゼント」
ウイニングボールを手に笑顔のロッテ・サブロー監督と毛利海大=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)(パ・リーグ、ロッテ3-1西武、1回戦、ロッテ1勝、27日、ZOZOマリン)ロッテのドラフト2位左腕、毛利海大投手(22)=明大=が開幕投手を務め、70球で5回4安打無失点の好投。前身の毎日時代の1950年の榎原好(完投勝利)以来、76年ぶりに新人開幕投手で勝利を挙げた。立ち上がりから得点圏に走者を背負いながら好守にも助けられて無失点投球。四回2死一、二塁で源田を迎えた場面はスライダーで空振り三振に抑えて雄たけびを上げた。「自分の持ち味は気迫あふれるピッチング」という通り、気持ちを前面に押し出し、物おじせずに最速148キロの直球と変化球を投げ込んだ。五回を投げ終えてサブロー監督がベンチの横に座って「代わろうか」と声を掛けたが「まだ行けます」と首を振る。さすがに指揮官が「まだこれからシーズンは長いから」と説き伏せてお役御免となったが、ハートの強さはこんなやり取りにも表れる。福岡県出身。保育園の頃に始めた空手が強気の原点にある。自分より大きな相手に立ち向かい、痛みに耐えて拳を繰り出す。毛利自身は「痛かったからすぐに辞めたかったんですけどね」と笑ったが、小学2年の頃に野球を始めるまで空手で心身を鍛えた。サブロー監督の初白星と自身の初勝利が重なった。1つのウイニングボールをめぐっては「サブさんも初勝利だったので、自分はサブさんに、と思っていたんですけど、『いや、自分は大丈夫なんで』って言ったら、サブさんが『お前にやる』って言ってくださって。だったら両親にプレゼントしようと」サブロー監督は「僕が一番ドキドキしていました。やっぱり強心臓の持ち主ですね」と笑う。ボールは「僕ら(の記念)よりも彼がここからうちのエースとしてやっていってくれるためにプレゼントします」。次代を託せる孝行息子の誕生だ。(片岡将)一球速報へプロ野球日程へ