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ホワイトソックス・村上 日本選手初!日米でデビュー戦本塁打 ドジャース・大谷の“イジり”に応えた - スポニチ Sponichi Annex 野球
ド派手な確信弾デビューを飾った。ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は26日(日本時間27日)、敵地でのブルワーズとの開幕戦に「6番・一塁」でメジャーデビュー。9回の第4打席に右翼ポール際へ、メジャー初安打となる1号ソロを運んだ。デビュー戦で初アーチを放った日本選手は6人目。ヤクルト時代に続いて日米でデビュー戦本塁打は日本選手初となった。
名刺代わりにふさわしい、完璧な一打だった。9回先頭、村上が5番手右腕・ウッドフォードのカットボールを捉えた。打った瞬間、スタンドインを確信した。飛距離384フィート(約117メートル)の大飛球は右翼2階席看板を直撃。「角度も良かった。ちょっと先っぽでしたけど、しっかりいい角度で捉えられた」という納得の初安打、初アーチとなった。1―14という大量ビハインドでの一振り。「点差は関係ない。しっかり自分の打席を送ることを心がけた」と最後まで集中した。日本でもヤクルト時代の高卒1年目、18年9月16日の広島戦のプロ初打席でプロ初アーチを放った。日本選手のメジャーデビュー戦での初アーチは20年筒香嘉智(レイズ)に続き6人目で、日米ともに飾ったのは史上初だ。1、2打席目は剛腕ミジオロウスキーの100マイル(約161キロ)の速球を見極め、どちらもカウント3―2から四球を選んだ。22年に王貞治のシーズン記録を破る56本塁打を放ち、史上最年少3冠王に輝いた。憧れのメジャーへ、通称「25歳ルール」の前に3年待ち、2年総額3400万ドル(約54億4000万円)の契約でようやくこの舞台に立てた。「凄く素晴らしい空間でした。意外と冷静にプレーできた。舞い上がることなく地に足着けて、プレーできた」と語る落ち着きぶりが何より際立った。試合後、ドジャース・大谷が報道陣に「ムネ、打ちました?」と逆質問していたと聞かされると、「マジですか?」と相好を崩した。23年WBCで初めて間近でプレーし、打撃練習の飛距離に圧倒された。今春のWBCでも共に戦い「翔平さん、髪の毛をテクノカットにしていたから、僕らがちょっとイジってて」と明かした。村上も「僕がちょっと打てなかったらテクノカットにします」と宣言していたという。「“あ、お前テクノ行きだな”って言われたので。回避しましたって伝えてください」と笑顔で笑いを誘った。渡米前から大谷を含めて、大リーガーたちの打撃を参考にしてきた。この日の試合後も夕食までの時間、他球場の開幕戦をチェック。頭から野球が離れることはない。次に目指すは、まずは初勝利。大きな一歩を踏み出し「(次戦では)しっかり勝てるように頑張っていきたい」とすぐに前だけを見据えていた。(杉浦大介通信員)≪日本選手のメジャーデビュー戦本塁打は6人目≫日本選手のメジャーデビュー戦でのアーチは、04年松井稼頭央(メッツ)、06年城島健司(マリナーズ)、08年福留孝介(カブス)、16年前田健太(ドジャース)、20年筒香嘉智(レイズ)に続いて6人目。開幕戦での日本選手の本塁打は、松井秀喜(ヤンキースなど)4本、松井稼2本、城島、福留、青木宣親(ブルワーズ)、筒香の1本ずつに続いて7人目、11本目。