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阪神・森下翔太“巨人キラー”は奮闘3安打 ドラ1竹丸に79年ぶり新人開幕投手勝利を献上も - スポニチ Sponichi Annex 野球
プロ野球は27日、セ・パ両リーグが開幕し、阪神は巨人戦(東京ドーム)に1―3で敗れた。敗戦の中にあって、3番・森下翔太外野手(25)が、ドラフト1位新人の相手先発・竹丸から2安打を放つなど、開幕戦では自身初となる3安打発進と気を吐いた。“巨人キラー”は今季も健在で、“逆開幕男”も返上。阪神が開幕戦で、新人開幕投手に白星を献上するのは79年ぶりの屈辱となった。この悔しさは、背番号1のバットで晴らすしかない。
試合後の森下は、サバサバとした表情で報道陣の待つ通路へと姿を現した。「まだ1試合(が終わっただけ)なので。チーム的にも全然(悲観する人はいない)。明日(28日)、勝てれば全然、問題ない」チームが6回まで3安打1得点に封じられた相手先発・竹丸も、苦にしなかった。初回2死無走者。1ボールからの2球目、内角直球を完璧に捉えて左前にはじき返した。4回無死一塁でも外角低めのチェンジアップを左翼線へ運んで一、三塁へ好機を拡大。さらに1―3の9回先頭では相手4番手・田中瑛から遊撃への内野安打をもぎ取り、3安打をマークした。役割を果たし、「チャンスメークは(しっかり)できた」と振り返った。昨季、いずれもカード別最高の打率・333(96打数32安打)、6本塁打、22打点を誇った巨人戦で、今季も初戦から躍動。“Gキラー”は26年シーズンも健在だ。そして“逆開幕男”も返上した。昨季まで打率・111(9打数1安打)だったオープニングゲーム。4年目で自身初のシーズン初打席初安打から、猛打賞発進を決めた。WBCでの経験が飛躍のヒントにつながっている。メジャー組の大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚らの打撃練習を何度も間近で見学した。スイングスピード、飛距離、体の使い方に差を感じ、「技術的に埋めなければならない点が明確になったのも事実」と手応えを実感。技術面は、まだまだ成長の余地を残しており、さらなる進化を見込める。「(竹丸は)崩れることなくしっかり腕も振って投げていた。まだ始まったばかり。これからデータも出てくると思いますし、しっかり頭に入れていければ(大丈夫)」阪神が開幕戦で、新人開幕投手にプロ初勝利を献上するのは79年ぶり2度目の屈辱。近本や佐藤輝らが苦戦する中にあって、背番号1だけは竹丸の真っすぐも変化球も、あっさりと打ち返した。初対戦で、嫌なイメージを植え付けた意味は大きい。「また切り替えて、明日(28日)頑張ります」。あくまで143分の1。何も悲観することはない。やられたら、やり返すだけだ。(石崎 祥平)○…阪神が2年ぶりの開幕戦黒星発進。前回24年も巨人戦で、同カードでの開幕戦は20年から3連敗。通算7勝8敗1分けで初めて黒星が先行した。阪神が開幕戦で相手の新人開幕投手にプロ初勝利を献上するのは、1リーグ時代の47年、太陽戦の池田善蔵(完投勝利)以来79年ぶり2度目。○…チームは19年から開幕戦で「○●○●○●○●」と勝利と敗戦を繰り返す、相撲で言う「ヌケヌケ」の状態。8年連続は2リーグ制以降、中日の11年(93~03年)に次いで、日本ハムの8年(69~76年、後期開幕戦を除く)に並ぶ2番目の長さ。