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巨人ドラ1・竹丸 6回1失点で球団初の新人開幕勝利!阿部監督も絶賛「素晴らしいの一言」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
プロ野球は27日にセ、パ両リーグの公式戦が6球場で開幕し、巨人は本拠地・東京ドームで昨季リーグ優勝の阪神に3―1で競り勝って3年連続の白星発進を切った。ドラフト1位・竹丸和幸投手(24)が6回を被安打3の1失点に抑え、新人では58年杉浦忠(南海)以来68年ぶり、球団新人では初の開幕戦先発白星をつかんだ。
ベンチで腰を下ろすたびに大きく息をついた。いつも通り表情は変わらなくとも、回を重ねるごとに頬は赤みを増した。重圧に打ち勝ち、6回3安打1失点で大役を全う。竹丸は新人開幕投手として球団初の白星をつかみ、照れながら立ったお立ち台で声を張り上げた。「めっちゃうれしいです。最高です」圧巻の立ち上がりだった。最速150キロの直球を主体に3回まで二塁すら踏ませなかった。4回に1点を失ったが、崩れない。6回は中野、森下、佐藤輝の上位打線を3者凡退に封じ、ベンチ内で阿部監督と握手。指揮官も「素晴らしいの一言」と手放しに称えた。少年時代はこんな日が来るとは想像すらしなかった。阪神ファンの父の影響で家には毎年のように選手名鑑が置かれていた。経歴、年俸を見るのに夢中。「こんな経歴、自分が歩めるはずがない。こんなに年俸もらっていて凄いな」。プロの世界は夢のまた夢。性格はおとなしく、自主練習は一人でこそこそ壁当てをするのが楽しかった。「近所の壁を使っていたこともあってたまに怒られました」。懐かしい思い出だ。中学、高校も控え投手。社会人でようやく花開き、プロの舞台をつかんだ。東京では今週末が桜の満開。ひと足先に東京ドームに満開の花も咲かせた。キャンプ中、今季の選手名鑑を手に取って真っ先に開いたのは自身のページだ。「やっぱり周りの選手の経歴は凄いですね。僕なんて面白みもない普通ですよ」。普通の少年だった左腕が今、新生巨人の旗手になろうとしている。(村井 樹)◇竹丸 和幸(たけまる・かずゆき)2002年(平14)2月26日生まれ、広島市出身の24歳。矢賀小2年から温品ヤングウルフクラブで野球を始め、崇徳では甲子園出場なし。城西大では2年春に首都大学2部リーグで初登板し、4年秋に1部昇格して3勝1敗、防御率1・52。鷺宮製作所では昨年の都市対抗で2戦計11イニング、15奪三振の快投を見せた。1メートル79、76キロ。左投げ左打ち。▼城之内邦雄氏(64年前の開幕投手は黒星も同年は24勝12敗で新人王)全球種思い切って腕が振れていた。だから打者はチェンジアップで空振りする。初回先頭の近本を高めの直球で中飛に抑えたでしょ。出塁されると慌てるけど、あれで落ち着けた。けん制もしていた。周囲が見えている証拠だね。