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ソフトバンク・近藤健介 やっぱり最強!「最高に気持ちいい」5回2死満塁から走者一掃の逆転V二塁打 - スポニチ Sponichi Annex 野球
やはり近藤は最強だ――。ソフトバンクは日本ハムに逆転で連勝した。ワールド・ベース ボール・クラシック(WBC)では無安打だった近藤健介外野手(32)は、侍ジャパンで苦しんだ「2番」に起用され、自身初の開幕戦アーチに続き、2戦目 は0―2の5回2死満塁、達孝太投手(22)から中堅右へ逆転の走者一掃適時二塁打だ。完全に切り替え、福岡移転後初パ・リーグ3連覇へ最高のスタートを切った。
二塁上では味方ベンチに向かって5度も右腕を突き上げた。WBCの不振がうそのようだった。近藤が劣勢を覆すひと振りで、チームに3年ぶりの開幕2連勝を呼び込んだ。「最高に気持ちいいです。あのチャンスは、必ずものにしようと。皆さん、心配していたと思うので、なんとか打てて良かった」どや顔のヒーローの、2試合連続で「2番・右翼」で出場しての3打席目だった。0―2の5回2死満塁で日本ハム先発・達の148キロ直球に反応。ライナー性の打球は中堅手・水谷の前でバウンド。「(周東)佑京の走塁で逆転できた」と近藤。フェンスまでは到達しなかった打球で一緒に世界一を目指した一塁走者の周東が長駆生還し、走者一掃の適時二塁打で逆転に成功した。4回まで1安打。達を攻めあぐねていた打線は5回の攻撃開始前に円陣を組み、センター方向への打球を意識づけ。近藤のお手本のようなセンター返しに柳町、柳田も中前打で続く。2死から4連打で5点を加え、達をマウンドから降ろした。4回1死では154キロ直球を三塁線へチーム初安打となる二塁打を放っている。前日27日も伊藤から1号ソロ。「投手の球速が速くなっているし、日本ハムなんかとは厳しい戦いになる。速い直球により広角に長打を打てるようにしたい」オフには打撃練習で3、4拍子のメトロノームに合わせ、本来とは違うタイミングで振り、捉えるポイント幅を広げた。WBCで対戦可能性のあった米国代表のサイ・ヤング賞右腕で最速164キロのスキーンズ(パイレーツ)をイメージし「えぐいというか怖いけど何とか対応できるように」。対戦はなかったが、別の形で実った。WBCは13打数無安打と極度の不振だったが、開幕2試合で打率・429、1本塁打、4打点と心配無用だ。試合後、近藤のWBCの話題を振られた小久保監督も「もうその話、よくないですか」とさえぎった後に「僕は何も心配してなかった。だって技術のある選手。近藤の集中力、まあさすがだな」と賛辞を惜しまなかった。29日の相手は昨季までのチームメートで親しみを込めて「ペイさん」と呼ぶ有原だ。「今まで対戦はないけど、楽しみな部分もある」。近藤の復活劇はまだまだ続く。(井上 満夫)