日刊スポーツ
【広島】栗林良吏が準完全投球「最高です!」95球“マダックス”で9回打者28人、7回まで完全
先発転向初戦の栗林良吏投手(29)が準完全試合を達成した。わずか95球で9回を投げ抜くマダックス。許した走者は安打による1人だけ。打者28人で片付けた。「最高です! 回を追うごとに声援が大きくなってきて、みなさんのおかげで投げ切れました」とファンに感謝した。立ち上がりから変化球を織り交ぜながら中日打線に的を絞らせず、7回まで走者を1人も出さなかった。大記録達成の期待が高まった8回。先頭細川のやや弱いライナー性の打球が二塁後方に落ちて、記録は途絶えた。そのときの気持ちをヒーローインタビューで聞かれると「ため息が気持ちよかったです」と笑わせた。安打を許しても続く福永を左飛、サノーを空振り三振、石伊を右飛に打ち取った。開幕の床田、2戦目のターノック同様に、無四球の強気な投球を最後まで貫き、先発転向初勝利を完封で手にした。昨季まで登板271試合すべて中継ぎで通算134セーブを挙げていた守護神が、先発としてチームを4年ぶりの開幕3連勝に導いた。打線はWBC侍ジャパンの高橋宏の前に苦しんだ。2回まで毎回得点圏に走者を進めながら得点できず。走者すら出せない中日打線とは対照的に、走者を出しながら得点できない攻撃で重苦しい空気も流れた。6回も、1死一塁からヒットエンドランが失敗して2死走者なしとなった。そこから2者連続安打で一、二塁とすると、菊池の二ゴロからの送球を一塁サノーが落球するミスから先制点をもぎとった。試合終了の瞬間には快投の栗林に、高橋宏から拍手を送られた。相手エースも称賛するしかない投球内容だった。◆準完全試合 許した走者1人だけの完封試合のこと。ノーヒットノーランは四死球を何個出してもよいため、準完全試合の方が珍しい。【プロ野球スコア速報】はこちら>>