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【関西学生のキーマン】同大・辻井心捕手 不動の“正妻”がけん引 - スポニチ Sponichi Annex 野球
同大は、4季連続優勝を達成した11年秋を最後に優勝から遠ざかっている。捕手の小林誠司(現巨人)を中心に築いた黄金期から15年。今年のチームに勝敗を左右する不動の正捕手がいる。小林と同じく1年春から捕手として出場を続ける辻井だ。
「昨年からチームの勝利だけを考えるようになり、この現状がめちゃくちゃ物足りなく感じている。個人の結果も含めて物足りないな…と思っています」京都国際では同学年の森下(現DeNA)らとともに甲子園に春夏3度出場。同校を全国屈指の強豪校に押し上げた。しかし、大学のリーグ戦では3位が最高成績と優勝争いに絡めずにいる。「高校であれだけ勝てたのに何で勝てないんやろ…」。甲子園常連校でレギュラーを張っていた選手は数人程度。2年秋に大学日本代表候補強化合宿に参加した自身と仲間との温度差に苦しむこともあった。新チーム始動時、主将をやるべきか悩んだ。それでも話し合いの末、周囲を気遣える山岸に大役を譲ることにした。「僕がやると、言葉が強く伝わってしまうかもしれない。役職がない形で意見を伝える方がいいのかなと考えました」。個人成績を最優先に考えていた下級生の頃から心境は変わった。「何より勝利が一番」。誰より実績のある正捕手に、仲間のために行動する献身さが身に付いた。昨秋は立命大の西野が優勝捕手としてドラフト戦線に浮上する姿を間近で見てきた。「捕手は優勝チームの方が評価が上になるのは当然」。それならば勝利で周囲を納得させるのみ。勝てる捕手として同大を復権に導く。◇辻井 心(つじい・じん)2004年(平16)8月9日生まれ、京都市出身の21歳。小1から深草中村メッツで野球を始めて投手や遊撃手を務める。中学では京都宇治ボーイズに所属し、中3から捕手に転向。京都国際では1年秋から背番号5でベンチ入りし、2年秋から背番号2。甲子園には2年夏の4強を含む3度出場。同大では1年春からリーグ戦に出場し、2年秋にベストナイン受賞。50メートル走6秒5。1メートル71、76キロ。右投げ右打ち。▼同大・竹川智之監督 投打ともに主力が卒業し、一からのスタートになる。投手に経験がない分、捕手の辻井が勝敗を左右する。必死に食らいつき、応援をしたいと思ってもらえるチームになれば、その先に勝機があると思っています。