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千賀滉大「久しぶりに先発投手としてやれている」6回2失点9K 昨年8月以来メジャーマウンドで喜び実感 - スポニチ Sponichi Annex 野球
メッツの千賀滉大投手(33)が3月31日(日本時間4月1日)、敵地でのカージナルス戦で今季初登板初先発。6回4安打2失点、9奪三振と力投した。味方の援護に恵まれず、今季初黒星とはなったが、完全復活に向けて確信を得る好投だった。
昨年8月31日(同9月1日)マーリンズ戦以来となるメジャーのマウンド。千賀は立ち上がりからエンジン全開だった。初回、1死一、二塁の場面をしのぐと、2回は圧巻の投球を見せる。6番・ウォーカーから3者連続三振。ウォーカーを98.8マイル(約159.0キロ)、チャーチをこの日最速の99.2マイル(約159.6キロ)、ウリアスを98.0マイル(約157.7キロ)と全て直球で空振り三振を奪った。米放送局「スポーツネットニューヨーク」(SNY)は試合後の千賀の取材対応の様子をXに投稿。「少し初回は操れる部分が少ないくらい、久しぶりのメジャーのマウンドだったので、緊張した」と言うものの「それ以外は結構いい感じで投げれたかなと思います」と振り返る。緊張感の中でも、確実にスコボードの左端に「0」を刻んだ。3回、無死からの長短3連打で2点を先行されたが、崩れることはなかった。4回は3者凡退で終え、5回は2死から連続四球を与えたが、ウィンを遊ゴロに仕留めて切り抜けた。6回は5番・ゴーマンから3者連続三振。2死からチャーチを外角低め直球で見逃し三振に仕留めると、グラブを叩き、右手を掲げて気持ちを表現した。白星こそ逃したが、長いシーズンを戦うための手応えは十分に得た。「前回はマウンドだったり、ベンチで体の不安を凄い心配している自分がいたんですが、きょうは打者のことを凄い考えながらマウンドに立てた」と言う。体の心配がなければ、打者との対戦集中でき、本来の力が出し切れる。「久しぶりに先発ピッチャーとしてやれてるなあと思いながらマウンドにいました」と語った。千賀は22年オフに5年総額7500万ドル(約99億円、当時)の大型契約でメッツに入団。契約初年度の23年は166回1/3を投げ、12勝7敗、防御率2.98の好成績を残した。翌24年は度重なる故障で1試合の登板にとどまり、昨季は順調に開幕を迎えたが、6月に右太腿裏を痛め、戦線離脱。7月に復帰を果たしたが調子が上がらず、9月にマイナー降格も経験した。最終的には22試合で7勝6敗、防御率3・02だった。今春のオープン戦では3試合に登板し、計9回2/3を投げ、防御率1.86を記録。イニング数を上回る11三振を奪い、与四球は1個と制球力の向上も示した。5年契約の4年目。勝負の年に向け、最初の登板で結果を示した。