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DeNA・相川監督、初勝利「ちょっとほっとした」 畳み掛けた一回!筒香だ佐野だ3点先取!
勝利の瞬間、相川監督は拳を握った(撮影・水島啓輔)記念すべき初白星をつかんだ。DeNAは1日、阪神2回戦(京セラ)に4-1で快勝し、連敗を4で止めて今季初勝利を挙げた。今季就任した相川亮二監督(49)が開幕5戦目にして1勝目を手にした。牧秀悟内野手(27)を1番に置く強力打線がつながり、一回に主将の筒香嘉智内野手(34)が先制打を放つなど3得点した。2023年以来3年ぶりの開幕4連敗と苦しい状況でつかんだ1勝をきっかけに、上昇気流に乗る。待ちに待った瞬間が訪れた。九回2死、右翼手・蝦名のグラブに飛球が収まると、相川監督の表情が一気に緩んだ。主将の筒香からウイニングボールを手渡された指揮官は「ありがとう」と声をかけ、右手でサムズアップした。「(初勝利の心境は)特にないですというのはうそ。ちょっとほっとした。(ウイニングボールは)本当にみんなの頑張りで取ったもの」相川監督はコックス(右)と写真に納まった(撮影・林俊志)開幕5戦目での今季初勝利。DeNAナインが笑顔を浮かべた(撮影・中井誠)思い描いた形で初白星をつかんだ。今季から指揮を執る相川監督は「(相手)先発から複数点を取れるような攻撃を目指さないといけない」と理想を掲げる。一回に1番牧の四球、2番度会の右前打で無死一、三塁とすると、3番筒香が先制の中前適時打を放つなど一気に3得点。機先を制し、開幕からの連敗も5戦目で脱出した。開幕4試合は計8得点。好機にあと一本が出ずに苦しんだが、攻撃的な布陣にこだわり勝利を目指した。筒香は「早い回で1点取れると試合はこちらのペースで進めることができる。まず勝てたことがいい」とうなずいた。捕手出身の指揮官の座右の銘は、俳人の松尾芭蕉が提唱した「不易流行」。時代を経ても変わらない本質を大切にしながら、新しいものを加えていくという意味だ。三浦前監督のもとで作戦面や守備面の参謀役を歴任。強打を売りにする路線を継承するとともに、チーム力向上を目指してきた。新機軸となったのが1番に牧を据える打線だった。これまで担ってきた4番は通年で出場した場合、1番と比べて約50打席減る。「できるだけ打席が回る打順にいい打者がいるべきだ」が信条。統計学を用いて戦略を練るセイバーメトリクスに基づく考えだ。就任から間もなく、情報を解析するチームのデータサイエンティストのもとに足を運び、より深くセイバーメトリクスを学ぶために読むべき本を聞いた。一回から複数得点を奪って優位に進める。理想の展開となり「初回は素晴らしい攻撃だった」と評価した。4―1の七回には監督自らマウンドで伊勢を激励し、ピンチをしのいだ。昨季セ・リーグ覇者から奪った1勝目。「中押しや駄目押しはまだまだできるチーム。ここからまた、戦いが待っている」と指揮官。相川ベイスターズの戦いは始まったばかりだ。(児嶋基)一球速報へプロ野球日程へ