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広島・新井貴浩監督 現有戦力で窮地乗り切る ドラ1・平川蓮が離脱も「下からは上げない」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島は1日、ヤクルト戦の降雨中止を受け、神宮球場の屋内練習場で全体練習を行った。3月31日の同戦で負傷交代したドラフト1位・平川蓮外野手(22)はこの日、都内の病院で「右肩肩鎖関節損傷」と診断され、出場選手登録を外れた。新井貴浩監督(49)は「下(2軍)からは上げない」と野手の入れ替えを行わない方針。開幕3連勝を支えたドラ1ルーキー不在の中、現有戦力で窮地を乗り切る。
新井監督は腹をくくっていた。ドラフト1位・平川が右肩負傷で戦線離脱。それでも、野手の入れ替えを行わず、現有戦力で乗り切る覚悟を示した。「下(2軍)からは上げない。野手は16人でいく。投手を厚く持っておきたいから」1軍戦力のバランスを見極めた上での決断だった。この日のファーム・リーグ、楽天戦では末包が2試合連続の一発を放ち、田村も2試合連続で打点を挙げた。平川に代わって昇格させる選択肢はあったかもしれないが、指揮官は投手力を重視した。3月31日のヤクルト戦では先発の森下が4回3失点(自責2)で降板。週の頭から救援4投手を起用した。今後も積極的な継投を続ける上で、救援陣の層を厚くしたい狙いもあるとみられる。平川の離脱に伴い、今後の起用プランを問われた新井監督は「明日(2日)になったら分かると思う」と詳細は明かさなかった。ただ、現有戦力で戦う以上、ベテランの秋山、野間のほか、大盛、二俣、佐藤啓らにチャンスが巡ってくるのは確実だ。31日の同戦で、平川の負傷直後に中堅の守備に就いた秋山は、ここまで出場3試合はいずれも途中からで打率・200。今後はスタメンでの出番も想定される。チーム野手最年長として決意を示した。「彼(平川)と一緒にやっている中でも、キャラクターを含め、すごくファンの人が応援したくなるようなプレーをしていた。(自分も)しっかりしたプレーができるように。明日(起用は)どうなるか分からないが、準備だけは怠らずにやりたい」チームへの影響力も意識しながら役割に徹する構えだ。「若い選手が出るとなった時にも、いい状態で代わりたい。ダメだから、下がるというのはないようにしたい。チームのプラスになるようなものを、姿勢を含めてやっていきたい」と秋山。チームのマイナス要素をプラスに変えることができるか。今こそ、現有戦力の力が試される時だ。(長谷川 凡記)