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楽天・YG安田 今季変更した登録名で初安打初打点!三木監督も期待「YGには、やってもらいましょう」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
楽天・YG安田捕手(26)が3日の西武戦で、本名の「安田悠馬」から今季変更した登録名で初安打を記録した。4回無死三塁から右翼線へ先制&決勝打となるプロ初三塁打。6連打での5得点の猛攻を呼んだ。21年ドラフト2位入団から心機一転を期した5年目。覚醒を期待されるロマン砲が新たな一歩を踏み出し、6―3での今季初連勝に貢献した。
新たな野球人生を切り開く一打が一塁手・山村のグラブをかすめて右翼線を転がった。4回無死三塁。YG安田が渡辺の甘く入ったフォークをはじき返した。決して速いとはいえない足を目いっぱい回転させ、プロ初三塁打。先制打で一挙5得点を呼び「結構しっかり走れたので良かった」と満面の笑みで歓声に応えた。6打席目での今季初安打初打点。「“YG安田”として、一本出て良かったです」の言葉に苦労の跡がにじんだ。1年前はどん底にいた。開幕直前に右有鉤(ゆうこう)骨を疲労骨折。数カ月間試合に出られず「歯がゆかった」と躍動するチームメートを眺める日々が続いた。初めて1軍出場なく4年目を終え、「悔しいというひと言に尽きるシーズン」と逆襲を誓った。オフに意を決して、名前の「ユウマ」と「ゴジラ」を合わせた「YG安田」に登録名を変更した。「ケガ続きで何かを変えよう」と思っていたところに同僚の早川から「名前変えたら?」と提案された。「一日めっちゃ悩んで決めました」。兵庫県出身で須磨翔風時代はブルーのストライプのユニホームにちなんだ異名が「青ゴジラ」だった。プロでは松井秀喜氏の代名詞となった背番号「55」をつけ、「尊敬しているので少しでも力をもらえたら」と新登録名に思いを込めた。今春キャンプは2軍スタート。沖縄県金武町での1軍キャンプには不在にもかかわらず、歓迎セレモニーで仲間一町長が「YG安田選手がケガのないシーズンを送れるように…」とあいさつするほど過去4年間は「安田=ケガ」のイメージがつきまとった。2試合連続で先発起用した三木監督は「(改名は)確固たる思いだと思う。YGには、やってもらいましょう」と期待。新たな思いを胸に勝利へ導く。(花里 雄太)【アルファベット&漢字の登録名の主な選手】☆G・G・佐藤=佐藤隆彦 西武、ロッテ時代に使用。由来は「ジジくさい=GG」と本人談。☆T―岡田=岡田貴弘 09年オフに同姓の岡田彰布氏がオリックス監督に就任し変更。本名の「貴弘」と「Trex(ティラノサウルス)」が由来。☆K―鈴木=鈴木康平 オリックス入団時の17年オフに先に名前が同じ読みの「鈴木昂平」が在籍。「K」には三振の意味も。☆後藤武敏G=後藤武敏 DeNAでの「ゴメス」の愛称から15年に変更。その後、後藤G武敏、G・後藤武敏、G後藤武敏と1年ごとに変更。