スポニチ
阪神・佐藤輝明 虎左打者最速150二塁打含む4安打で勝利貢献 あとは一発「角度つけてまた頑張る」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
阪神・佐藤輝のバットが止まらない。5―5で迎えた延長10回先頭の5打席目。左腕・辻の外角直球を鮮やかにはじき返した打球は三遊間を抜ける左前打となった。
「(10回の打席は普段と変わらず)普通にいきましたけどね」この一打が、1死から木浪の決勝アーチへつながった。この日はヒットパレードを重ね今季初の4安打。開幕から8試合を終え本塁打0本でも超速の打球で虎党を沸かせた。1時間1分の中断を挟んで迎えた6回。カウント3―1から、島内の真ん中に来た150キロ直球をフルスイングで仕留めた。甲高い打球音を響かせた中堅右への打球は、あと1メートルでフェンスオーバーの一撃。二塁ベースに到達した大砲は、よほど悔しかったのか一度、空を見上げた後に「ふー」と深いため息をついた。この一打で2リーグ制以降の球団左打者では史上最速となる節目の通算150二塁打に到達した。先制打も背番号8のバットからだ。初回2死二塁。カウント1―1からターノックの外角直球をコンパクトに中前へはじき返す適時打を放つと、無死一塁で回ってきた3回は、追い込まれてから外角直球を軽打して三遊間を破った。前を打つ森下の打率・387に肉薄する打率・364(33打数12安打)まで伸ばした。放物線はなくても心配はいらない。3打席目の二塁打は、2日のDeNA戦の1打席目に放った左翼フェンス直撃の適時二塁打を上回る今季最速の178・6キロの打球速度を計測。打球が速ければ速いほど安打は生まれやすく、あとは角度さえつけば、虎党を熱狂させるアーチが生まれるのもそう遠くはないだろう。そのことを本人も自覚している。「(打球の)角度つけて、また明日(5日)頑張ります」。主砲に長打が出始めたら、猛虎打線は手が付けられなくなる。 (石崎 祥平)○…佐藤輝(神)が6回にフェンス直撃の中堅二塁打を放ち、通算150二塁打に到達。球団生え抜き選手では20人目。プロ668試合目での到達は、49年藤村富美男の630試合に次ぐ2番目、2リーグ制以降および左打者では球団最速となった。二塁打は新人から25、35、30、21、34、5と昨季まで5年連続21本以上をマーク。昨季はリーグトップの数字だった。○…佐藤輝の1試合4安打は、23年9月16日広島戦、25年4月20日広島戦、同8月10日ヤクルト戦以来4度目で、うち3度が広島戦での達成となった。