日刊スポーツ
【阪神】木浪聖也のアーチは3年前の金言生きた?“天才打者”が認めた逸材が732日ぶり本塁打
木浪聖也内野手(31)は高めに浮いた直球を逃さなかった。全身をクルリと回転させ、きれいにバットを振り切った。そのスイングは“天才打者”から3年前に授かっていた金言を体現しているようにも見えた。23年、木浪は鹿児島の離島である徳之島でソフトバンク近藤健介外野手(32)の自主トレに志願参加。ソフトバンク担当だった記者も取材した。近藤は木浪に手で打ってしまう悪癖を指摘。近藤自身も体現しているが、体全身で打つ練習を徳之島自主トレで繰り返していた。南国で木浪が「とりあえず体を回すことを第一に考えてバッティングをしています」と話していたことが取材ノートに残っている。写真フォルダーにもフリー打撃で体の軸をブラさず、フルスイングする姿が残っていた。通算打率3割超の近藤が自主トレに迎え入れた逸材。記者の勝手な推測かもしれないが、24年4月2日のDeNA戦以来732日ぶりのアーチは、あの日の金言が生きていたように見える。「本当にたまたまというか、自分でもびっくりしています」。本人も驚く努力の結晶だった。【只松憲】