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アストロズ・今井、メジャー初勝利!魔球スライダーで幻惑「勇気を持ってコントロール重視」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
アストロズの今井達也投手(27)が4日(日本時間5日)、敵地のアスレチックス戦でメジャー初勝利を挙げた。2度目の登板で5回2/3を無失点。3安打3四球に抑えて毎回9三振を奪う快投を演じた。前回に比べて球速を落として制球重視で94球。特にジャイロ回転の魔球スライダーで席巻した。
今井はクラブハウスで祝福のビールシャワーを浴び「シャンパンファイトみたい」と照れ笑いした。デビューから2度目の登板でつかんだ初白星。力感のないフォームから切れのある速球とスライダーを投げ込み、9三振を奪った。許した3安打は全て単打。6回2死で降板するまで三塁を踏ませず「勇気を持ってスピードを落としてでもコントロール重視」と振り返った。力みがあった前回3月29日の初登板に比べて最速は1・5マイル(約2・4キロ)遅い96・1マイル(約154・7キロ)、スライダーの平均球速も1・3マイル(約2・1キロ)遅い86・5マイル(約139・2キロ)。制球力は上がり、94球のうち58球がストライクだった。「真っすぐに強い打者が多い。速い球を投げないと打たれるんじゃないかという不安をいかに消していくか。その気持ちをマウンドでも続けられるかどうかだった」空振り18球のうち10球がスライダー。前回の約36・5%から約45・7%へ割合を増やして威力を発揮した。アスレチックスのマーク・コッツェー監督は「ジャイロスピンがかかっている。普通と軌道が少し違うから打者が慣れていなかった」と振り返り、空振り三振と左飛の二塁手マクニールは「左に曲がったり右に曲がったり、ああいう球はなかなか見られない」と証言した。右打者の方へ傾いていた投球フォームを正確にプレート方向へ向くように修正。イニング間の調整も「少し重いボールを持って肩を回したり、ストレッチをしたり」と工夫し、感覚を維持する方法をつかんだ。6回は2死一塁のフルカウントからピッチクロック違反を取られて四球を出して降板。「最低限の仕事はできた。6回を投げ切れなかったのが凄く悔しい」と余韻に浸ることなく次回へ闘志を燃やした。ア軍はラスベガスに新本拠を建設中(28年完成予定)のため昨季から借りるジャイアンツ3Aの本拠サターヘルス・パークが舞台。目撃者が観衆1万2015人だけではもったいない快投だった。《日本投手49人目》今井がメジャー初勝利を挙げ、メジャーで勝利した日本投手は昨年のナショナルズ・小笠原に続いて49人目となった。西武からの移籍では07年松坂大輔、19年菊池(現エンゼルス)に続いて3人目。