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ヤクルト大逆転ミラクル劇 5点差の七回に一挙7得点 同点2点打の長岡秀樹「誰一人諦めていなかった」
ヤクルトのヒーローインタビュー(左から)決勝2ランのサンタナ、プロ初勝利の広沢優、同点打の長岡秀樹=神宮球場(撮影・長尾みなみ)大逆転のミラクルスワローズだ!! ヤクルトは5日、中日3回戦(神宮)で5点差をひっくり返し、7-5で逆転勝利。試合前の円陣で声出しを担当した長岡秀樹内野手(24)が打者一巡7得点の七回に同点2点打を放ち、劣勢でも「誰一人諦めていなかった」とチームの士気の高さを口にした。16年ぶりとなる開幕から3カード連続勝ち越しを収め、セ・リーグ首位をキープした。クールな男が、思わず拳を握ってほえた。2点差に迫った七回無死二、三塁。押せ押せムードの神宮球場で、長岡が低めの直球をとらえた。打球は一、二塁間を抜け、試合を振り出しに戻す2点打を放つと、総立ちのベンチに向かって塁上で感情を爆発させた。七回に同点2点打の長岡秀樹(撮影・高橋朋彦)「ガッツポーズはあまりしたくないんですけど、あのベンチを見ちゃうと…。みんなから勝ちたいという気持ちが伝わりますし、誰一人諦めていなかった。いいピッチャー相手にネガティブに考えてしまうかもしれないですけど、まだまだ行くぞと」大逆転劇は0-5の七回に起きた。好投手の中日・高橋宏を相手に、口火を切ったのが先頭の5番・岩田。右前打を放つと「常に次(の塁)は狙っている。いけるかなと思った」と俊足を飛ばして一気に二塁を陥れた。無死一、三塁から伊藤の右前適時打で1点を返し、武岡が押し出し四球を選んで高橋宏を降板に追い込んだ。2番手・斎藤の暴投でさらに1点を加えると、長岡の2点打でついに同点。続くサンタナが今度は勝野から2試合連発となる3号決勝2ランで試合を決めた。有言実行で、満員の神宮を熱狂の渦に巻き込んだ。開幕からの5連勝中、試合前の円陣で声出しを担当していた長岡は、豆知識を交え、ナインを鼓舞することがお決まりとなっていた。3日の今季初黒星でお役御免かと思いきや、松元ユウイチヘッドコーチから「今日もやるよ。俺は負けたと思っていない」と〝続投〟を命じられた。この日披露したのは、ヤクルト名物の得点時に傘を振る応援スタイルについてだった。