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日本ハム・有原が復帰後初勝利 強力打線とファンに感謝「これだけの声援をもらえるのは本当にありがたい」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
日本ハム・有原航平投手(33)が5日、オリックス戦に先発し7回4安打2失点の好投で復帰後初白星を挙げた。復帰後初の本拠地エスコンフィールドのマウンドで躍動し、今季初の同一カード3連勝と貯金1に導いた。万波中正外野手(25)の決勝5号3ランなど、好調な打線は開幕から9試合連続本塁打で計22発。85年阪神のプロ野球最多に並び、6年ぶり復帰の右腕を強力援護した。
本拠地の景色も、ユニホームの背番号も6年前と変わった。それでも、北海道でのお立ち台は格別だった。有原が7回108球を投げ、4安打2失点の力投で待望の復帰後初勝利。NPB通算100勝にも王手をかけ、スタンドからの大歓声をかみしめていた。「本当にうれしいですし、これだけの声援をもらえるのは本当にありがたいと思っています」3回、宗の右越え2ランで先制を許すも崩れない。味方の連続失策で背負った4回1死一、二塁では「狙い通り」と、最後は若月を冷静に三ゴロ併殺打で切り抜けた。3回以降は無失点に抑える粘投で、7回の勝ち越しを呼び込み「粘っていれば何とかしてくれると思っていた」。本調子ではなくても、ゲームをつくれるのがベテランのなせる技だった。昨オフにソフトバンクを自由契約で退団。複数のオファーがあった中、選んだのは古巣・日本ハムだった。決め手は球団幹部からの「優勝を目指していくためには力が必要」という言葉。味方だった強力打線が敵に回ることも、有原は「移籍することで厳しい戦いになるというのは、自分で分かった上での移籍」と強い覚悟を胸に北海道へ帰ってきた。心機一転、背番号はプロ12年目で最も大きい「74」を自らの意思で選んだ。球団から提示された空き番号も少なかったが「僕の中で現役選手からもらうのは嫌だった」。思い切って大きな番号を眺めている中、目に入った「74」は昨季まで岩舘2軍内野守備走塁コーチが着用。「うわ~って思ったんですけど」と相談すると、快く譲ってくれた。お礼として北海道の地酒を同コーチに贈ったという。「ファイターズファンの皆さまの前で勝てるのは本当にうれしいですし、これをどんどん積み重ねていきたい」。チームも4連勝でいよいよ今季初の貯金1。大きな数字と期待を背負った男は、待望の貯金生活を引っ張っていくことを誓った。(清藤 駿太)