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阪神・佐藤輝明ジェット弾頼む!特別なハルノヒ甲子園開幕戦 名物復活&同郷の西宮市出身あいみょん始球式 - スポニチ Sponichi Annex 野球
阪神は7日、甲子園開幕のヤクルト戦に臨む。佐藤輝明内野手(27)は、開幕から9試合にわたって本塁打が出ていないが、ここが仕切り直しの絶好機だ。舞台は地元虎党の声援が“追い風”となる上に、今季から名物ジェット風船が復活する聖地。加えて同じ西宮市出身のシンガー・ソングライターあいみょんが始球式を務める特別な夜となる。2リーグ制以降では球団左打者初となるキャリア2本目の“甲子園開幕弾”を、自身初の甲子園「ラッキー7弾」で彩れれば、言うことなしだ。
特別な夜に、格別な一撃の期待がかかる。昨季40本塁打、102打点でセ・リーグ2冠王に輝いた佐藤輝。そのバットからは開幕9試合を終えて、いまだにアーチは生まれていない。だが状態が悪いわけでもない。打率・324はリーグ4位。4日広島戦ではバックスクリーンまであと少しのフェンス直撃の二塁打も放つなど兆しもある。だから本人は、泰然自若に構える。「広島でいい戦いができたと思うので、そのまま続けてやるだけです。別に切り替える必要もない」地元虎党の熱烈な声援が背中を押してくれるであろう聖地開幕戦は、特別な夜になる。今季から名物ジェット風船が、正式に復活。スタンドを染める黄色いバルーンがリズムに合わせて踊り、一斉に上空へと舞い上がる。その光景を「楽しみ」と心待ちにする“アーチスト”の本能が呼び覚まされる可能性は高い。実は、甲子園では7回に本塁打を打ったことはないが、相手はカード別最多の28本塁打を放っているヤクルト。昨季最終戦でシーズン40号を決めたのも甲子園での同戦だった。キャリア初の「ラッキー7弾」へ、好相性も“追い風”になる。加えて、同じ西宮市出身のシンガー・ソングライターあいみょんが始球式を務める一戦でもある。熱狂的な虎党でもある歌姫が見守る前で、「宮っ子」が燃えないわけがない。虎党の誰もが期待する甲子園開幕弾。すでに22年にも放っており、今年もアーチをかければ4年ぶり2度目となる。2リーグ制以降の球団で複数回、甲子園開幕弾を放っているのは藤村富美男、田淵幸一、池辺巌、真弓明信、八木裕の右打者5人のみ。右翼から左翼方向へ強烈な浜風が吹き、スタンドインへ不利な条件が重なる左打者ではバース、掛布雅之、金本知憲、ブラゼルら球団史を彩ってきたスラッガーもなしえなかった。背番号8が打てば球団左打者初、そして92年のラッキーゾーン撤去後に限れば球団初の快挙となる。舞台は整った。開幕3カード連続で勝ち越し中の猛虎、そして2年連続本塁打王を目指す自らの、さらなる進撃へ――。本拠地・甲子園でその号砲を打ち鳴らすのは、主砲のバット以外にない。 (松本 航亮)○…2リーグ制以降、阪神の選手がチーム甲子園初戦の本塁打を複数シーズンで記録したのは、藤村富美男4度(50、52、54、55年)、田淵幸一4度(72、74、75、78年)、池辺巌2度(76、77年)、真弓明信4度(81、82、85、86年)、八木裕2度(91、92年)の5人。すべて右打者で、左打者は22年佐藤輝のほか、71年藤田平、85年掛布雅之、10年金本知憲ら11人が1度ずつ打っているだけ。今回佐藤輝が打てば、八木以来34年ぶり、左打者で球団初になる。▽阪神のジェット風船中止~再開の経過★自粛、中止 コロナ禍が広がった20年、阪神は2月7日にジェット風船による応援の自粛を要請。3月12日にはNPBとJリーグが感染症対策を協議。正式に全球団での使用中止が決まった。★解禁、再開へ 23年、新型コロナ流行の収束にともない、6月28日の広島をはじめ、24年にかけて複数球団が使用を再開する中、阪神は慎重な姿勢を崩さず。25年の実証実験を経て、26年2月16日に4月7日からの使用再開を発表した。