日刊スポーツ
【とっておきメモ】阪神才木浩人の究極目標とは…「ほぼ無理だと思う」それでも胸躍る奪三振ショー
阪神が26年の甲子園開幕戦をド派手な勝利で飾った。先発の才木浩人投手(27)がセ・リーグ記録タイとなる1試合16奪三振の快投。阪神では68年江夏以来、58年ぶり2人目の快挙だった。◇ ◇ ◇唐突な質問とは理解していたが、阪神才木浩人投手(27)に「究極の理想」を尋ねたことがある。右腕は「ほぼ100%無理なので。可能性0とは言えないけど」と苦笑いしながら丁寧に答えてくれた。それが「打者27人全員から三振」だった。球数を減らすために「3球で1イニングが終われたら一番いい」と話す先発投手もいる。才木は「でも」と逆接し「僕は1球じゃなくて三振が狙いたいので」とスタイルにこだわった。「本当にほぼ無理だと思う。だけど、そこにどう近づけていくかっていうのが練習とかトレーニングだと思うので。そこを目指しつつ、どこまでそのレベルに近づいていくか」。長いプロ野球史でも一度も成し遂げられていない理想。この日はセ・リーグ記録に並ぶ16三振を奪った。技術を磨き続けるための道しるべに従い、偉業を成し遂げた。1試合最多奪三振の日本記録は、95年4月21日ロッテ戦の野田浩司(オリックス)、完全試合を達成した22年4月10日オリックス戦の佐々木朗希(ロッテ)が記録した19三振。才木もいつの日か…。胸が躍る快投だった。【只松憲】▼才木が8回を投げて16奪三振。1試合最多奪三振のプロ野球記録は95年野田(オリックス)22年佐々木朗(ロッテ)の19個だが、セ・リーグで16奪三振は01年野口(中日)以来9人目のタイ記録。阪神では68年江夏以来、58年ぶり2人目だ。才木は8回で降板。16奪三振以上で9回のマウンドに立たなかったのは25年モイネロ(ソフトバンク)に次いで2人目。8回までに16三振以上奪ったのは95年野田18個、22年佐々木朗18個、25年モイネロ18個、01年野口16個に次いで5人目になる。