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阪神・才木浩人 セ・リーグ記録並んだ16K「できたら超えたかった」 あいみょんのエールに応える快投 - スポニチ Sponichi Annex 野球
あいみょん星だ!阪神は7日、ヤクルト戦(甲子園)に9―3で勝利して3カード連続で初戦を制した。先発・才木浩人投手(27)は8回3失点で2勝目。2度の5者連続を含む毎回の16奪三振でセ・リーグタイ記録の偉業を成し遂げた。始球式では同じ兵庫県出身のシンガー・ソングライター、あいみょん(31)が登場。勝利の女神の力も借りた猛虎は甲子園開幕戦で勝利を飾った。8日のヤクルト戦(甲子園)に勝利すれば、今季初めて首位に浮上する。
表情ひとつ変えることなく、奪三振ショーを演じた。先発の才木はリーグタイ記録、自己最多の16三振をマーク。150キロ超の直球を武器に、首位のヤクルト打線を斬った。「三振が取れているのはいいこと。(リーグ)タイと言われたら、できたら超えたかったなというのはありますけど…」お得意さま相手に圧巻の投球だった。初回を3者凡退で立ち上がると、もう勢いは止まらない。2度の5者連続三振など、毎回三振を奪った。7回には名物の「ジェット風船」が7年ぶりに復活。球場全体が猛虎色に染まる光景に「盛り上がっていたんで懐かしい」とパワーをもらい、8回まで投げきった。これでヤクルト戦は昨年4月15日から5連勝だ。試合前には“勝利の女神”がマウンドに降臨した。始球式に登場したあいみょんが「兵庫県出身の選手が活躍されるのはうれしい。応援しています」とエール。その期待に応え、勝利へとけん引。「知名度が段違いだと思うんですけど…そうおっしゃっていただけるのはありがたい」と笑った。今季から新たな“相棒”と戦うことを決めた。SSK社とアドバイザリー契約を結ぶ右腕は、グラブに使用する革をこれまでよりも硬いものに変更。昨季終盤、試しに一度使用したところ「左手の感触が良かった。いい感じやん!」と手応えをつかんでいた。グラブの変更はプロ入り後初めてだった。10年目の節目に下した大きな決断。細部までミリ単位のこだわりがあるのかと思いきや、返ってきたのは意外な言葉だった。「グラブへのこだわりはゼロなんで。とりあえず手に入ればいい」そう言って豪快に笑い飛ばしたが、グラブに関しては“感覚派”を貫いてきた。最も大事にしているのはフィーリング。「感覚というか気持ちが良かったら(決める)という感じ」と相性抜群の商売道具の力も借りて奪三振ショーを演出した。「凄くいい感じで投げられているので、こういうのを継続してやっていけたら」シーズン初登板から2戦2勝は19年以来。期待は増すばかりだ。甲子園を熱くした一勝は、ここから始まる快進撃の序章に過ぎない。 (山手 あかり)○…才木(神)が自己最多の16奪三振。1試合最多奪三振は95年野田浩司(オ)、22年佐々木朗希(ロ)の19奪三振で、チームでは68年江夏豊に並ぶ球団タイ&セ・リーグタイ記録となった。○…才木は8回限りで降板。1試合16K以上は両リーグで24度目になるが、9回のマウンドに上がらなかったのは25年6月6日ヤクルト戦のモイネロ(ソ=8回18K)に続き2度目で、セ・リーグでは才木が初めて。