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ソフトバンク・山川穂高 シーズン57発ペースの4号!それでも「まだまだ」スランプだった昨季とは別人 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンクの山川穂高内野手(34)が7日、4号ソロを含む3打点と好調だ。2回の第1打席で昨季11打数無安打だった西武・隅田知一郎投手(26)の直球を完璧に捉え左翼席へ運んだ。今季は「元気よくハツラツと」をモットーとし、アーチ量産も目指していく。3回には近藤健介外野手(32)も一時勝ち越しの3号2ラン。両者のアベック弾は通算3度目で初黒星となったが、敗れて強しの破壊力を見せつけた。
痛烈なライナー性の打球を左翼スタンドまで運んだ。山川が10戦4発となるアーチで、異例の平日デーゲームにもかかわらず3万8091人が詰めかけた本拠地を沸かせた。「なかなか厳しいピッチャー。しっかりと準備をして自分のスイングができました。完璧に捉えることができました」1点先制された直後の2回、先頭打者として隅田の初球146キロストレートを完璧に仕留めた。昨季11打数無安打4三振と苦しんだ相手からの会心の一振り。「たまたまですよ」と謙遜するが、今季の充実ぶりがうかがえる。5点を追いかける8回には2死一、二塁から左腕・浜屋のフォークをうまく運び、中堅フェンス直撃の2点適時二塁打も放った。「いい感覚で打席に入れている。うまく対応できたと思います」と手応えを口にした。“元気な山川”としての姿も目立っている。代名詞だったどすこいパフォーマンスは封印したが、この日も本塁打を放った後は、ベンチ前で最高の笑みを浮かべ跳びはねるようにナインとハイタッチを交わした。「元気よくやろうと思っていたので。万全の準備をした上で、試合は元気よくハツラツとやっていければ。それが一番いいし、そっちの方が楽しい。スイングも戻ってくる」昨季は打率・226、23本塁打、62打点と低迷。アキレス腱の痛みから下半身の張りにつながりケアに時間を要する日々だった。自然とおとなしくなってしまい「反省点だった」と振り返る。スランプに陥ってしまった。現在は連日アーリーワークを行い、試合後も含めて満足がいくまで打ち込むことができている。やるべきことをやり尽くし、試合では本来の明るい姿で快音を響かせていくつもりだ。シーズンに換算すれば57発の快ペース。今季ホームラン王に輝けば通算5度目となる。“5度の本塁打王”はプロ入り時に思い描いた夢でもある。「まだ、始まったばかりなので。まだまだです」。苦しんだシーズンを経て最高の充実したシーズンへ。山川がチームのV3と自身のタイトル奪回に向けてアーチを積み重ねていく。 (木下 大一)○…山川(ソ)は今季4号で通算は279本塁打。278本塁打で並んでいた田代(洋)を上回り、歴代単独の57位となった。現役では6位。