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山本由伸 中0日の伝説から中156日 ABSで三振覆り岡本和真には打たれたけど…貫録2勝目 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ドジャースの山本由伸投手(27)が7日(日本時間8日)、ブルージェイズの岡本和真内野手(29)とメジャー初対決を迎えた。1、2打席目は凡退。3打席目は岡本が一度は見逃し三振判定も、今季導入の自動投球判定(ABS)チャレンジに成功し、その後に右中間二塁打を放った。山本は6回0/3を5安打1失点で2勝目。連覇した昨秋のワールドシリーズ(WS)の舞台で再び躍動した。
ハイライトは7回だった。カウント1―2からの4球目。山本が岡本に投じた外角へのスライダーはストライク判定で見逃し三振。すぐさま岡本が右手でヘルメットを数回叩き、ABSチャレンジに成功して判定はボールに覆った。スタンドが沸き立つ中、フルカウントから7球目の96・2マイル(約155キロ)外角直球を捉え、右中間への二塁打とした。山本 先頭だったので絶対取りたいと思っていた。ちょっとカウントも悪くなってしまった。最後はうまく打たれた。岡本 (ABSチャレンジを)迷ったら三振になるのでいった。集中していた。自分にとってチャンスになったので何とか出塁しようと思った。3年ぶりの対決で、日本時代の対戦成績は8打数4安打、1本塁打。だが、直近の23年6月6日は山本がカーブとスプリットで2三振を奪うなど無安打に封じていた。この日の山本は一転、速球系で押した。2回の1打席目は95・3マイル(約153キロ)ツーシームで二飛、5回は96・3マイル(約155キロ)直球で左飛。7回の3打席目も山本が選んだ決め球は速球系だったが、岡本は「三度目の正直」で逃さず捉えた。岡本 今日は凄く楽しみにして打席に立った。しっかりと打つべきところは打てた。山本 メジャーで対戦できるのは凄くうれしい。何とかストライクゾーンで投げていけたので良かった。侍ジャパンでは23、26年のWBCでチームメートとなり、対戦前日に山本は2歳年上の岡本について「凄く好きな先輩。面白くて、野球選手にいないような雰囲気をまとっている。つい話しかけたくなる存在」と笑顔で対戦を待ちわびていた。MVPに輝いたWS第7戦以来のトロントで、6回0/3を5安打1失点で今季2勝目を挙げて5連勝に貢献。3戦連続のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)で、「中0日」で頂点をつかんだマウンドで、「中156日」での登板で再び輝いた。年に1度の交流戦のため、今年のレギュラーシーズンの2人の対決はこれで終了。今年中の再戦は、ともにオールスター戦出場、もしくはWSまで再び両軍が勝ち上がらなければならない。至極の3打席、まだまだ2人の対決が見たい。(柳原 直之)▽日本時代のオリックス・山本VS巨人・岡本 通算で8打数4安打の打率.500、1本塁打、2打点。初対戦は18年6月2日で、岡本が8回に右前適時打。そこから4打席連続安打で、19年6月18日には3回に中堅へソロ本塁打を放った。一方、ここからは山本が4打席を無安打に抑え、最後の対戦だった23年6月6日は三失、空振り三振、空振り三振だった。▼ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(山本について)直球が良く、必要なところでカーブも使えていた。相手が積極的に振ってきたこともあり、効率的に投げることができていた。