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西武・外崎修汰 通算1000安打達成 大きかった辻監督との出会い - スポニチ Sponichi Annex 野球
西武の外崎修汰内野手(33)が5日の楽天戦(ベルーナドーム)でNPB史上327人目の通算1000安打を達成。「めちゃくちゃうれしいし、たくさんの方に感謝したい」と喜んだ。
青森県出身者としては初の偉業。実家が同県弘前市で「外崎りんご園」を営むことから外崎の本塁打は「アップルパンチ」と呼ばれる。少年時代は実家の手伝いで満杯のりんご箱を運び、自然と腕力がついた。当時から身体能力は抜群で中学時代にはバック転、バク宙を軽くこなし、弘前実高では冬になると、日課の雪上サッカーや雪上ランニングで足腰が鍛えられていった。現役時代に合同自主トレを行い、成長過程を間近で見てきた熊代聖人外野守備走塁コーチ(36)は「いい意味で野性児ですね」と評する。15年1月、新人合同自主トレでノックを受ける外崎の姿を「バネが凄くて一人だけ、ピョンピョンしていた」と鮮明に覚えている。ただ、若手時代については「たぶん野球をなめてましたね。ポテンシャルは凄いのにプロ意識が全然なかった」とも。オフに全く体を動かさずに自主トレに入り、肩や肘が痛いという姿に「キャッチボールぐらいしとけよ!」。合同自主トレ中も平気で寝坊を繰り返す姿に「仕事なんだから、ちゃんとやれよ!」とたびたび注意することもあったという。「やっぱり、トノは辻監督の出会いというのが一番大きいんじゃないですかね」と述懐する通り辻発彦元監督(67)が就任した大卒3年目の17年は主に両翼で起用され、前年の37試合を大きく上回る135試合に出場。指揮官の現役時代の背番号5を継承した翌18年には119試合に出場し、打率・287、18本塁打、67打点、25盗塁で10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。「試合に出るようになって、年齢が上になってきて、選手会長にもなって、若い頃からは人としても野球人としても相当変わりましたね」と熊代コーチは目尻を下げる。今年12月で34歳。「年齢を重ねて、やや脚力は落ちましたけど、今でもスチール練習のスタートとかは若手に交じっても速い。対応力も爆発力もある」と誰よりも外崎の力を信じている。呼応するように外崎も「若い選手に負けないように頑張っていきたい」と先を見据える。まだまだ走攻守で躍動する姿を見せてほしい。41歳シーズンまで現役を続けた、かつての背番号5のように│。(記者コラム・花里 雄太)