スポニチ
ドジャース・大谷 投打で現在メジャー最長!28回2/3連続自責点0&連続43試合出塁 - スポニチ Sponichi Annex 野球
ドジャースの大谷翔平投手(31)は8日(日本時間9日)、ブルージェイズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、勝敗は付かなかったが6回4安打1失点(自責点0)と好投した。メジャー初対戦の岡本和真内野手(29)を今季自己最速100・1マイル(約161キロ)で空振り三振など圧倒。現在メジャー最長の28回2/3連続自責点0で、打者でも現在メジャー最長の連続試合出塁を「43」に伸ばし、09年イチロー(マリナーズ)の日本選手最長記録に並んだ。
試合後、大谷は涼しい表情だった。「出来は良くなかったけど、責任を持って球数はしっかり投げられた」。96球の熱投で、昨秋ワールドシリーズ(WS)で激闘を演じたブルージェイズ打線を力で抑え込んだ。そのWS第7戦以来、158日ぶりのトロントでの登板だった。初回先頭スプリンガーへの初球シンカーは、ボールの判定。捕手スミスがいきなり自動投球判定(ABS)チャレンジを敢行した。先発投手の初球のチャレンジは初めてで失敗に終わったが、大谷は「ボールかなとは思った」と苦笑い。その後1死一、二塁を招くも、サンチェスを三邪飛、メジャー初対戦の岡本を今季自己最速100・1マイル(約161キロ)直球で空振り三振に斬った。3回に捕逸で傷口が広がり、サンチェスの左翼線適時二塁打で先制を許した。昨年8月から続いた連続イニング無失点は24回2/3で止まったが、崩れない。直球の平均球速は前回登板より1・5マイル速い98・3マイル(約158キロ)と球威があり、6回4安打1失点。今季2勝目の権利を持って降板も救援投手がリードを守れず、チームの連勝は5で止まったが、昨年8月27日から続く“連続イニング自責点ゼロ”は継続中でメジャー最長の28回2/3に伸ばした。それでも「投げ心地が良くなかった」とまだ万全ではないという。前日にはブルペンで土やスパイクの甲にペンで印をつけ、シャドーピッチングを行った。「立ち位置、立つ角度、球場によってもブルペンとマウンドでも違う。感覚ばかりに頼っていると、ズレてくる」。“立ち位置”を意識し、再現性の高い投球を目指している。遊撃手ロハスの父が前日に急逝し、大谷はロハスの父のイニシャル「MR」と記した帽子で試合に臨んだ。「本人もつらいと思う。チームとして支えていければ」。3年ぶりに二刀流でスタートした9年目。心身共に研ぎ澄まされている。(柳原 直之)≪チームトップ10四球≫憧れの先輩に並んだ。大谷は打者として初回先頭で四球を選び、昨年8月から続く連続試合出塁を「43」に伸ばし、イチローの日本選手最長に並んだ。チームトップ10四球目。「四球は好き。くれる分にはもらうし、ストライクが来れば振る。シンプルに何も考えずに、作業だと思って打席に立っていればいい」と振り返った。一方、連続試合安打は5で止まった。6日まで4試合連続マルチ安打を記録したが「いきなり良くなることはあまりない。5月くらいに向けて状態が上がってくれば、今まで通りのペースでいける」と分析した。イチロー氏とはメジャー移籍前から親交を深め、エンゼルス時代の1年目で不振に苦しんだ18年開幕前にはバット1本を持って同氏の自宅を訪れ、助言も受けた。「(警戒され)単純にもらう四球が多いので、出塁試合は伸びている」と謙虚に語る。球団記録は54年デューク・スナイダーの「58」で、メジャー記録は49年テッド・ウィリアムズ(レッドソックス)の「84」。まだまだ高みを目指している。【大谷に聞く】――打撃の調子は取り戻しているか?「前進してるとは思うけど、毎年シーズン最初はこんなもの。いつも通りという印象」――体調、技術どちらの問題か?「どちらでもない。遠征の最後でデーゲーム寄りのゲーム(午後3時8分開始)だった。疲れは少しみんなあるとは思う。次の登板までにしっかりと見直していきたい」――初回のABSチャレンジについて。「基本的には捕手がチャレンジした方が確率は高い。僕が確信すればするけど、ウィル(捕手スミス)のことを止めるということはしない」――岡本に今季最速100.1マイルを計測。「連絡もやりとりはするけど、マウンドに行ったら誰が相手というよりは“この選手はこうやって投げる”という作業。知人だな、抑えたいな、とかは考えずにやることをしっかりやりたい」――3日の今季1号の後に“お祈りポーズ”をしていた。「特別な意味はない(笑い)。長く(本塁打が)出ていなかったので、打撃コーチとかいろいろな人と相談していた。一本打てて良かったな、と」