サンスポ
阪神・大山悠輔「チームが勝てたことが一番」九回1点差に迫る適時打に珍しく感情あらわ 代走・植田海の二盗にも身を乗り出す
九回、1点差に迫る適時打を放つ阪神・大山悠輔。2試合連続タイムリーだ=バンテリンドームナゴヤ(撮影・中井誠)(セ・リーグ、中日3-5阪神、1回戦、阪神1勝、10日、バンテリンD)あまり感情を表に出さない男が一塁ベース上で両手をたたいて喜んだ。1-3で迎えた九回無死二塁。阪神・大山悠輔内野手(31)が1点差に迫る中前適時打。今季初の2試合連続タイムリーは逆転劇を呼び込む値千金の一打となった。「チームが勝てたことが一番なので」試合後は多くは語らなかったが、顔は笑っていた。リードを2点に広げた中日は九回、守護神・松山を投入。逃げ切り態勢に入った。先頭の佐藤が右翼線二塁打を放つと、31歳も意地を示した。松山が投じた153キロの初球をフルスイング。打球は中前へ。代走を送られると、代わった植田が二盗成功。ベンチから身を乗り出して手をたたいた。二回先頭では柳の内角高めの直球を中前にはじき返すと、四回1死からはカットボールを振り抜いて今季2度目のマルチ安打となる左翼フェンス直撃の二塁打。ともに得点にはつながらなかったが、打撃復調への手応えをつかんだ。迎えた九回の適時打で、今季初の猛打賞。4日の時点で・160まで低迷していた打率も5試合連続安打で・273まで浮上した。自分の前を打つ3番森下、4番佐藤が開幕からバットで打線をけん引している。「年齢をどんどん重ねていくにつれて、体力が落ちることはしようがないと思う。(2人の活躍は)うれしい半面、『自分、何やってんだ』という悔しさもある」。昨年11月の契約更改交渉後の会見。セ・リーグ制覇に大きく貢献した2人の活躍を喜びつつ、自身への悔しさをにじませた。今年に懸ける思いは相当だった。だから歯がゆかった。「明日も頑張ります」これから大山の季節が始まる。(三木建次)一球速報へプロ野球日程へ