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ピンチを好機にDeNA相川監督、試合開始90分前の決断…ルーキー宮下スタメン大当たり
子供たちとタッチを交わすDeNA・佐野恵太=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)(セ・リーグ、DeNA4-3広島、1回戦、DeNA1勝、11日、横浜)DeNAは11日、広島1回戦(横浜)に4-3で逆転勝ちした。相川亮二監督(49)は、ドラフト3位・宮下朝陽内野手(22)=東洋大=ら3人を今季初めて先発で起用。1点を追う三回は宮下らによる4連打を含む6安打を集め、一挙4点を奪った。チームにインフルエンザが広まり、筒香嘉智内野手(34)が状態不良で欠場した中、抜擢(ばってき)された面々が期待に応える活躍を見せた。プロ初安打放った宮下朝陽=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)強打のDeNA打線らしく、一気に畳みかけた。打線がつながったのは、1点を先制された直後の三回だ。打者9人で4連打を含む6安打を集中し、一挙4得点で逆転に成功。相川監督は「いい形の攻撃だった」と胸を張った。4番に入った佐野が、2死一、二塁で内寄りのスライダーを左翼線に運ぶ2点二塁打。さらに5番の山本が右前適時打を放つと、続く宮下が三遊間を破るプロ初安打を放ち、7番の京田が中前適時打と猛攻した。この日は投手の東が8番、三森が9番に入った。好機で1番の牧につなぐ狙いがあり、いずれも今季初先発だった宮下、京田、三森はそれぞれ安打を放って期待に応えた。もっとも、三塁に入った宮下の出場は試合開始の約1時間半前に決まった。先発予定だった筒香が試合前練習でコンディション不良を訴え、チャンスが巡ってきた。打力を売りとする右打ちの内野手は「まさかという感じだった」と驚きを隠さなかった。それでも、限られた時間で相手投手のデータを頭に入れ、積極的にバットを振った。チームにはインフルエンザが広まり、既に復帰しているデュプランティエに続いてビシエドと梶原が感染した。万全の顔ぶれとはいかない中、相川監督は「これが今日のベストメンバー」と大幅に打線を組み替えた。ビシエドらの離脱を受けて1軍に初昇格した宮下は「このまま生き残れるように、常に結果を求めてやっていきたい」と表情を引き締めた。DeNA・相川亮二監督1番に座る牧は打率・356と好調。さらには開幕から12試合全てで安打を放ち、通算1000安打に残り3本に迫った佐野の活躍があってこそ、打線が機能する。「(故障と感染症)どちらの離脱にしろチームにとって間違いなく痛い。みんなで穴を埋められるように」と佐野。チーム一丸で逆境をはね返し、状況を好転させる。(鈴木智紘)一球速報へプロ野球日程へ