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広島・坂倉将吾 17打席ぶり安打が復調期待弾!新井監督「きっかけに」主力軒並み低打率の苦しい現状 - スポニチ Sponichi Annex 野球
広島・坂倉将吾捕手(27)が、11日のDeNA戦(横浜)で反撃の今季1号2ランを放った。「7番・捕手」で先発し、3点を追う7回に難敵・東のスライダーを右翼ポール際へ運んだ。近況は打撃が低調で、4試合17打席ぶりの安打が待望の一発。試合は3―4で敗れたものの、新井貴浩監督(49)は「きっかけにして(状態を)上げていってくれたら」と期待した。
高々と舞い上がった打球は、青く染まる敵地の悲鳴を切り裂いて右翼ポール際へ吸い込まれた。3点を追う7回2死一塁で、坂倉が鮮やかな今季1号2ラン。難敵・東にカウント1―2と追い込まれながら、4球目の低めスライダーを巧みな回転で振り抜いた。「いいポイントで打てたし、うまく引っかかってくれたんで、抜けるとは思いました」敵失につけ込んだ。2死からモンテロは二ゴロ。だが全力疾走が生きた。牧の送球が本塁側にそれ、広島のリクエストでアウト判定が覆った。その直後だった。坂倉にとっては4日、阪神戦の4回に右翼線安打を放って以来、実に4試合17打席ぶりの安打が待望の一発となった。「(状態が)いいから打てるというものではないけど、数字が物語っていますよ」チームトップの7打点を挙げるものの、打率・188は不満極まりない。3月31日のヤクルト戦で清水から左翼フェンス直撃の3点二塁打を放つなど、広角に強い打球を打つためのフォーム改造で一定の成果を得ても、打撃は奥深く、探求の道のりは果てしない。「(成果が)出ているのは良かったと思います。ただ、出たから良しじゃない。それも分かった。まだまだ、いろいろあります」4試合19打席無安打の小園が典型で、主力が軒並み低打率にあえぐ打線の現状。新井監督は、坂倉の1号2ランを「いいホームランだった」と称え、「きっかけにして(打撃の状態を)上げていってくれたら」と願望込みで復調を期待した。無論、坂倉自身が強くそう思っている。「まだそんなに深刻になる状況じゃないので、新たな気持ちで毎回臨みたい。打席にはまだたくさん立たせてもらえると思うので、出る以上はいい場面で一本打ったり、いい内容や結果が出ればいいなと思っています」停滞から一転、上昇気流に乗る一撃となるか。探究心旺盛な努力家は、勝利への貢献を期して明日を見つめる。(江尾 卓也)